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F-35ステルス戦闘機に1960年代の旧ソ連の対空ミサイルが命中するのか

11/18(日) 7:16配信

FNN PRIME

キッシンジャーが名誉会長の外交専門誌「ナショナル・インタレスト」のF-35論

外交の巨人と呼ばれるキッシンジャー元米国務長官が名誉会長を務める、米国の外交専門隔月誌「ナショナル・インタレスト」誌が「ロシアのミサイルは本当にイスラエルのF-35に命中したのか?」という記事を掲載した。

【画像】最新鋭ステルス機を1960年代の対空ミサイルで狙える?

同誌によれば「ロシア寄りのメディアが、シリアで航空高下中のイスラエル空軍のF-35Iステルス戦闘機に、ロシア製のS-200地対空ミサイルが命中し、ダメージを与えたと主張した」というのである。

同誌が例にあげているのは「SOUTH FRONT」というサイトだが、そこには2017年10月17日付で「イスラエルは、シリアのS-200ミサイルで最新のF-35戦闘機に命中したことを隠している」との記事があった。

2017年10月16日の早朝、レバノン上空を飛行中のイスラエル軍機に、地対空ミサイルが発射された。「命中なし」とイスラエル軍は発表。
このミサイルは、旧ソ連製のS-200(=SA5ガモン)と見られるが、その後、イスラエルのメディアはF-35Iの1機が、訓練飛行中の「鳥の衝突」で任務遂行不能となったと報じている。

時期は、イスラエル軍機にミサイルが発射された時期に一致。さらに、F-35のメーカーは2009年に「F-35エアフレーム構造とキャノピーは激しい鳥との衝突に対応、構造解析とテストによって検証された設計基準」との報告書を出している。

内容は「イスラエルは、鳥と衝突したというF-35の画像を発表していない」というものだった。つまりF-35Iは、鳥との衝突があったとしているが、本当はシリア軍のS-200迎撃ミサイルで損傷したのではないか、という主旨なのだろう。

1960年代の対空ミサイルで最新鋭ステルス機が狙える?

S-200と言えば、1960年代にまで遡る旧ソ連の代表的な地対空ミサイルだが、レーダーに映りにくいはずの最新のステルス機が、1960年代の地対空システムのレーダーに捕捉され、命中するということは本当にありうるのか。

「ナショナルインタレスト」誌は、「イスラエルのメディアによれば、F-35Iに鳥が衝突したのは、(シリアがS-200を発射した)2週間前で、当該機は無事に着陸したとしている」と述べており、S-200で損傷したとの見方はとっていない。

むしろ、外交専門誌らしく「興味深いのは、F-35が米国の技術的優位性や無能力の象徴となっていることで、F-35が戦闘で傷ついたり撃墜されたりするという噂が注目されること。ロシアとその支援者は、F-35が打撃を受けたとの示唆を喚起し、F-35のグループがそれに応じて反対することは間違いないだろう」と国際社会での「噂」について、注意を喚起していること。

F-35は、単なる兵器では無くなり、国際政治上の存在になっているということだろうか。しかし、イスラエルのF-35Iが本当に「鳥との衝突」で、任務遂行不能になっても、無事に着陸したという実績を残したのなら、日本にとっても興味深いことだろう。

鳥との衝突で、航空自衛隊のF-35Aが任務遂行不能になったのであれば、その運用に影響が出るかもしれないが、それでも基地に戻ってこられるなら、パイロットと機体の無事というのは、重要だからだ。

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最終更新:11/18(日) 7:16
FNN PRIME

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