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米大統領、森林火災の被災地視察 「ずさんな森林管理が原因」と改めて主張

11/18(日) 10:51配信

AFPBB News

(c)AFPBB News

【11月18日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は17日、カリフォルニア州で発生した森林火災の被災地を視察した。この同州史上最悪の森林火災では、一時1000人以上が安否不明となった。

 同州は2件の大規模な森林火災により、広範囲で煙による深刻な被害も発生した。トランプ大統領が州都サクラメント(Sacramento)の北に位置するビール空軍基地(Beale Air Force Base)で、大統領専用機エアフォースワン(Air Force One)から降り立った時も、同基地は濃い煙霧に覆われ、日光が遮られていた。

 大統領には、娘婿のジャレッド・クシュナー(Jared Kushner)大統領上級顧問とジョン・ケリー(John Kelly)大統領首席補佐官も同行した。焼け跡が広がり、救急隊員以外に人の姿が見えないパラダイス(Paradise)を視察した後、トランプ大統領は「これはとても痛ましい」と述べた。

■「原因はずさんな森林管理」

 同大統領は、森林火災の原因はカリフォルニア州のずさんな森林管理にあり、責任の大半は同州にあるという、物議を醸した主張を繰り返した。カリフォルニア消防隊員組合(CPF)のブライアン・ライス(Brian Rice)組合長は連邦政府が森林管理予算を削減したと指摘し、トランプ氏の発言は「間違った情報に基づいている」と述べた。

 パラダイスの住民で、米赤十字社(American Red Cross)が教会内に設営した避難所に身を寄せているロズリン・ロバーツ(Roslyn Roberts)さん(73)は、先の大統領選ではトランプ氏に投票したが、この件に関してはトランプ氏に同意できないと話した。

 ロバーツさんは、「この火災と不適切な森林管理は無関係だとトランプさんに伝えたい。周りに木が一本もないところに立っている家が何千棟も焼失したのだから」と語った。

■4万7200人が避難

 カリフォルニア州北部で発生し同州史上最悪とされるこの火災は「キャンプファイア(Camp Fire)」と呼ばれ、これまでに71人が死亡したほか、住宅1万棟近く、その他の建物2400棟が焼失。焼失面積はシカゴの面積に匹敵する。

 同州ビュート(Butte)郡のコリー・ホニー(Kory Honea)保安官は16日、新たに報告された行方不明者を集計するとともに今月8日の火災発生以降の緊急通報を見直した結果、16日の安否不明者は前日15日の631人から大幅に増えて1011人になったと発表した。現在、このうち329人前後の無事が確認されている。

 当局によると、森林火災により4万7200人が避難を余儀なくされ、1200人近くが避難所に身を寄せている。(c)AFPBB News

最終更新:11/18(日) 17:15
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