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【MLB】マリナーズ伝説の打者がイチロー凱旋に期待「来年3月は歴史的瞬間になるだろう」

11/18(日) 18:19配信

Full-Count

マ軍で永久欠番のマルティネス氏「見ていて本当に楽しい選手」

 現在、ストーブリーグ真っ只中のメジャーは来年、7年ぶりに日本で開幕戦を行う。来日するのは、ア・リーグ西地区で争うマリナーズとアスレチックスだ。3月20、21日に東京ドームで行われる開幕2連戦では、マリナーズのイチロー会長付特別補佐が実戦復帰する見込みで、メジャー通算3000安打を達成したレジェンドの日本凱旋は大いに盛り上がるはずだ。

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「来年3月は歴史的瞬間になるだろう。私には、もうその様子が目に浮かんでくるよ」

 東京ドームの三塁側ダグアウトの前で、そう語ったのは、マリナーズのエドガー・マルティネス打撃コーチだ。ら先日行われた「2018日米野球」でMLBオールスターチームのコーチとして来日したマルティネス氏は、球場全体をゆっくりと見回しながら大きな笑みを浮かべた。

 マルティネス氏といえば、マリナーズ一筋18年の現役生活中には、主にDH(指名打者)、三塁手、一塁手として活躍した名打者。通算打率.312、2247安打、309本塁打、1261打点を記録し、2度首位打者に輝いた。球宴7度、シルバースラッガー賞5度の実績を持つ右打者は、シアトルでは“伝説の打者”として愛され、背番号「11」は永久欠番となった。

 イチローとは、2001年から4シーズンにわたりチームメイトとして過ごした。移籍してきた1年目、2001年に受けた衝撃を今でも覚えているという。

「彼のバッティングスタイルを初めて見た時、本当に驚いたんだ。こういうスタイルの打者もいるんだって。期待される中で新人王とMVPを同時受賞する活躍。同じ選手ながら、見ていて本当に楽しい選手だ」

日米野球で来日、東京ドームでの開幕戦の成功を確信

 引退後、マリナーズ傘下マイナーで巡回打撃コーチなどを行っていたが、2015年からマリナーズの打撃コーチに就任。今季、6年ぶりに古巣復帰を果たしたイチローと、再び同じユニホームを着ることになった。「彼と野球の話をするのは、いつでも楽しい。また同じチームで戦えてうれしかった」と振り返る。

 初めて会った時、イチローは27歳だった。再び同じユニホームを着た時には、イチローは44歳、自身は55歳になっていた。この18年で何か変わったことはあっただろうか。

「お互い年は取ったね(笑)。だけど、彼の野球に対する姿勢、試合前の入念な準備は何一つ変わらない。チームの勝利を第一に考え、プレーする姿も同じだった。彼は常にチームのことを最優先に考え、打席に立ち、外野を守っていた。

 変わったことがあるとすれば、少し肩の力が抜けたようにも思う。メジャーにやってきて間もない頃は、プレッシャーもあったし、緊張もあっただろう。今は余裕ではないけれど、前よりも少し穏やかな印象はあるかもしれない。とはいえ、昔から仲間内ではジョークも飛ばすし、いいチームメイトだった」

 イチローは今季、シーズン途中に会長付特別補佐という役職に就き、メジャー登録の40人枠を外れた。試合でプレーすることはなかったが、打撃練習は変わらず継続。来年3月の日本開幕戦は登録枠が28人に拡大することもあり、マリナーズのジェリー・ディポトGMはイチローを“現役復帰”させる意向を明かしている。その舞台となるのが、日米野球の舞台ともなった東京ドーム。マルティネス氏は「この球場が大歓声に包まれることは間違いないだろう。イチローにとっても、日本のファンにとっても、特別な瞬間になるに違いない」と目を細めた。

 今季限りで打撃コーチを退任し、来季からは再び巡回コーチとして球団に残る予定だというマルティネス氏。「おそらく私は日本には来られないかもしれないが、イチローのためにも心から成功を願っているよ」。来春のレジェンド凱旋を多くの人々が待ち望んでいる。

Full-Count編集部

最終更新:11/18(日) 18:55
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