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EU離脱、将来関係交渉で問題修正可能との考えは「幻想」=前英外相

11/19(月) 9:14配信

ロイター

[ロンドン 18日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱を巡り、ジョンソン前外相は、メイ首相が離脱協定に関する問題は将来の関係を巡る交渉の中で修正できるとの考えを示唆したことについて、「悲劇的な幻想」を抱いているか「ごまかそうとしている」と批判した。

メイ首相は18日のインタビューで、EUとの将来関係を巡る概要については交渉が続いていると述べ、将来関係に関する合意で2016年の国民投票に沿う成果を実現するとの考えを示した。

ジョンソン前外相は19日の英紙デイリー・テレグラフに掲載される毎週恒例のコラムで「現在触れ回っているあらゆるうその中で最悪なのは、この合意が次の交渉段階でどうにか修正されるというものだ」とし、「前半終了時点で0対1で負けているサッカー試合のようだと言われているのを耳にしたが、首相はインタビューで述べたように、ここから挽回して英国が望む離脱を実現できるとしている」と指摘。「これは悲劇的な幻想か、だまそうとしているかのどちらかだ。英国は関税同盟離脱に拒否権を発動する権利をEUに与えようとしている」と批判した。

ジョンソン氏は、北アイルランドとアイルランドの間の厳格な国境管理復活を回避するためのバックストップ(安全策)について、英国がEUの「経済・政治的奴隷」として捕らわれた状態になることを意味するとし、破棄すべきだと主張した。

その上で、代替案として、国境ではなく国内で控えめな検査を行う新たな制度について協議すべきだとの考えを示した。

離脱に伴う清算金390億ポンドについては、カナダ方式を発展させた英・EU貿易協定で合意するまで少なくとも半分の支払いを保留すべきだと主張。合意なき離脱への備えを加速する必要があるとも指摘した。

ジョンソン氏は「(ブレグジットは)不可避の惨事ではなく、乗り越えるべき課題として扱う必要がある。なぜなら、短期的な困難を乗り越えれば、雇用や成長、自由貿易協定などの見込みは非常に良好だからだ」と強調した。

最終更新:11/19(月) 9:14
ロイター

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