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篠山市「市名変更」住民投票を前に29歳が動画配信で活動、その想いは

2018/11/20(火) 14:40配信

MBSニュース

兵庫県篠山市では「丹波篠山市」に市名を変更するかの是非を問う住民投票が11月18日に行われ、賛成多数で改名することが決まりました。その住民投票を前に、ある男性が「篠山特注(仮)」という動画サイトを立ち上げ情報発信をしていました。内容は“賛成でも反対でもない”といいますが、どんな動画を撮っていたのか、お話を伺いました。

市名変更をテーマに対談をする動画

兵庫県篠山市出身の本多紀元さん(29)。いったんは地元を離れ仕事をしていましたが、3年前に篠山にUターンして、ホームページなどを製作する会社「いなかの窓」を立ち上げました。18日に行われた「丹波篠山市」への市名変更を問う住民投票。本多さんは得意分野で何か自分ができることはないかと、10月から市名変更をテーマに対談をする動画の配信を始めました。

【動画サイト「篠山特注(仮)」対談】
(賛成の女性)「やっぱり『丹波篠山の黒豆』というほうが、価値が高いって印象をずっと持っている」
(反対の男性)「旧丹波国の中の篠山。篠山という名前をもっとPRして、隣の丹波市にお客さんが行くんじゃなしに、ここが篠山なんでここに来てください」

動画には市民や市議会議員、6人が出演。本多さんたちが1人ずつ意見を聞くというスタイルです。あえて賛成派と反対派に分かれて議論する形にはしなかったといいます。

(本多さん)「最初に質問としてなぜ賛成なのか、なぜ反対なのかということから質問していく」
(西アナ)「議論を戦わせるというよりは、聞き出す感じですかね」
(本多さん)「お話された内容について『なぜそう思うのか』というのを深堀りしていって、深堀りしていくことによって、本質だったり思いの部分や人柄をどんどん出していこうと思っています」

皆さんの「篠山を良くしたい気持ち」を発信したい

旧丹波国に位置する人口4万2000人の篠山市。古くから丹波篠山と呼ばれ「黒豆」や「栗」が全国ブランドになっています。ところが2004年にお隣の氷上郡6町が合併し丹波市が誕生すると、丹波ブランドが奪われているなどと議論になりました。

(男性)「篠山の地名度がものすごく低いと感じる。東京に行けばすごく思う。『丹波篠山』と言えばわかる」
(女子学生)「生まれてからずっと篠山なんで、変えてほしくない」

市民の声が分かれる中、今年8月に経済効果や知名度アップを狙って、酒井隆明市長は「丹波篠山市」への変更を表明しました。これに対し、市民団体が自分たちの意志で市名を決めたいと1万人以上の署名を集め、住民投票の実施が決まりました。酒井市長は投票率を上げるために辞職し、同じ日に住民投票と市長選が行われることになったのです。

「賛成と反対の人たちが議論する中で、溝もかなり深まってきているような印象がある。心の部分や根っこの部分は皆さん、篠山を良くしたい気持ちを持っていると思うので、その気持ちをどうにかして発信できないかなと思いまして。ずっと市名変更問題について言い争って議論し続けることが、篠山の次のステップに進めない。篠山の未来について語れない」(本多紀元さん)

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最終更新:2018/11/20(火) 14:40
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