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グーグル(アルファベット)、二足歩行ロボットの開発中止 今後ロボット開発はどうなる?

11/21(水) 17:34配信

THE PAGE

 米グーグルの持ち株会社であるアルファベットが二足歩行ロボットの開発を中止することになりました。同社の二足歩行ロボットには、東大発のロボットベンチャーである「SCHAFT」の技術が使われています。グーグルは、ロボット開発にもっとも積極的だった企業ですが、今後のロボット開発はどうなってしまうのでしょうか。

 グーグルは2013年、本格的にロボット開発に乗り出し、SCHAFTをはじめ多くのロボット開発企業を買収してきました。しかし同社でロボット開発を指揮してきたアンディ・ルービン氏が2014年にグーグルを退社してから、同社のロボット開発は迷走を始めたといわれています。

 その後、グーグルは動物に似た四足歩行のロボットを得意とするボストン・ダイナミクスをソフトバンクグループに売却。SCHAFTについてもソフトバンクに売却する方向で交渉が進められていました。しかし条件が折り合わず、売却については断念することになり、SCHAFTを中心とした二足歩行ロボットの開発は中止となりました。

 これまでグーグルはもっとも積極的にロボット開発を行う会社でしたから、市場では民間のロボット開発が停滞するのではないかと懸念が出ています。そうなってくると今後のロボット開発のカギを握っているのはソフトバンクということになります。

 ソフトバンクは買収したボストン・ダイナミクスの技術を使い、竹中工務店と共同で工事現場でのロボット投入の実証実験を開始するなど、実用化に向けた取り組みを進めています。同社はフランスのロボットメーカーの技術を使い、人型ロボット「ペッパー」をすでに実用化していますが、ペッパーの売れ行きはあまり順調とはいえず、ロボット子会社であるソフトバンクロボティクスは300億円の債務超過に陥りました。

 ロボットを本格的に実用化するためには、まだかなりの時間が必要というのが関係者の一致した見方となっています。今後のロボット開発の行方はソフトバンクがどの程度、長期的な先行投資を許容するのかというところにかかっているようです。

 今のところロボットは接客や工事現場、介護現場での活用といったニーズが想定されていますが、あまり大きな市場ではありません。ビジネスとして成立する新しい需要を見つけ出す工夫も必要となるかもしれません。


(The Capital Tribune Japan)

最終更新:11/21(水) 17:39
THE PAGE

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