
箱根駅伝を4連覇している青学大の勢いが止まらない。今季は10月の出雲駅伝で2年ぶり4度目の優勝を飾ると、11月の全日本大学駅伝も完勝した。
実は名古屋・熱田神宮から伊勢神宮へと向かう全日本は青学大にとって”鬼門”ともいえる大会だった。V候補に挙げられた15年は東洋大に優勝をさらわれて、悔しい過去最高順位(2位)。翌16年は初優勝に輝いたが、最終8区で一色恭志(現・GMOアスリーツ)が早大との49秒差を大逆転しての歓喜だった。昨年は1区の出遅れが響き、一度もトップに立つことなく、3位に沈んでいる。
それが今年の伊勢路はこれまでと様子が異なる。2年ぶり2度目の優勝は勝ち方が半端なかった。青学大は11km前後のショート区間が並ぶ1~4区を終えて、トップの東海大と26秒差の2位につけると、5区から反撃開始。日本インカレの1万mと5000mで日本人トップに輝いた5区吉田祐也(3年)と6区・吉田圭太(2年)の連続区間賞で、東海大に詰め寄る。そして原晋監督がポイントに挙げていた7区で勝負を決めた。
全日本は今回から1~7区の距離がリニューアル。7区は従来から5.7kmも延長した17.6kmの長丁場だ。青学大・森田歩希(4年)が11秒前を行く東海大に3km手前で追いつくと、残り10kmを切って一気に突き放す。東海大から1分58秒ものアドバンテージを奪い取り、最終8区にタスキを渡した。3強の混戦も予想されたが、終わってみれば、青学大が2位の東海大に2分20秒、3位の東洋大に2分46秒という大差をつけた。
今年の青学大は本当に強い。出雲は1区橋詰大慧(4年)、2区鈴木塁人(3年)の連続区間賞で先制攻撃。終盤は東洋大に追い込まれたとはいえ、他校に影すら踏ませなかった。そして全日本は狙い通りの逆転V。残すは正月の箱根駅伝で、青学大が最も得意とする大会だ。
今年のチームには前回のVメンバー7人が残っている。1区鈴木(区間5位)、2区森田(区間1位タイ)、4区梶谷瑠哉(区間9位)、5区竹石尚人(区間5位)、6区小野田勇次(区間1位)、7区林奎介(区間1位/区間新)、10区橋間貴弥(区間2位)。そこに今季5000mで日本人学生トップの13分37秒75をマークしている橋詰、全日本区間賞のダブル吉田、出雲4区区間2位の生方敦也(3年)、世田谷246ハーフマラソンで学生トップ(1時間3分13秒)の岩見秀哉(2年)らが加わり、総合力は高い。さらに過去の経験とデータを活用した「調整力」もずば抜けている。
原監督も、「全日本では新戦力の台頭もあり、選手層の厚さが出た大会になりました。箱根駅伝に向けては、青山メソッド、勝利の方程式が確立されていますので、1月2日・3日に合わせて粛々淡々と取り組んでいくだけです。例年以上に自信はありますよ。山上り、山下りもいますし、主力はちゃんと故障なく来ている。ノロウィルスやインフルエンザなどで自滅しない限り、光は見えてきたかな。高確率で狙えるんじゃないでしょうか」と豪語するほど。箱根駅伝の5連覇、史上初となる2度目の”駅伝3冠”に向けて、ライバルは見当たらない。
それどころか、今季の2・3年生の成長を考えると、来季の青学大も強いチームになりそうな予感が漂っている。選手が4年間で卒業していく大学スポーツで、長期にわたり黄金時代を築くのは至難の業だ。その中でも大学スポーツで最も注目を集める「箱根駅伝」で勝ち続けることは、本格強化している大学の数が増えていることを考えると、さらに難易度が高くなる。
なぜ青学大は強いのか。その理由を探ってみたい。
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