ここから本文です

2年かけ全面葺き替え進む 農閑期の作業場「穴倉」

11/25(日) 6:06配信

長野日報

 茅野市泉野下槻木にある農閑期の作業場「穴倉」で茅葺屋根の葺き替えが行われている。泉野地区ふる里づくり推進協議会が、かやぶき職人の堀尾暁彦さん=富士見町=に依頼し、昨年から2年計画で進めている全面葺き替え。今年度は南側約33平方メートルと棟を修復する。今月初めからは本格的な作業が始まり、保育園児や小学生らが見学に訪れている。24日には先週末に行われたカヤ刈りに続く住民参加の作業もあった。今季の穴倉開きは12月8日。

 穴倉は、地面を掘り下げ、柱を組んで屋根をかけた建物。戦前は八ケ岳山麓一帯にあったが次第に消滅。泉野では、伝統文化を継承しようと2005年に復活させた。火事で焼失したが再建し、冬季、地域の高齢者がいろりを囲んでわら細工や布草履作りを行い、見学者は市内外から訪れる。

 この日の作業には、同推進協、穴倉運営委員会など関係者約30人が参加。葺き替えのカヤは1年寝かしたものを使用するため、今年のカヤは、余分な皮などを取り除いてストック用に積み上げ、障子の張り替えなどを行った。

 葺き替えは8割方進んでいる。同推進協の伊藤幾文会長は「子どもたちが職人と触れ合ったりして地域に親しんでいることがうれしい。オープンしたら大人にも足を運んでもらいたい」と話している。

最終更新:11/25(日) 6:06
長野日報

あなたにおすすめの記事