ここから本文です

ロボットを遠隔操作して接客するカフェ「分身ロボットカフェDAWN ver.β」が期間限定でオープン

2018/11/28(水) 17:04配信

bouncy

11/26から12/7まで、東京赤坂にある日本財団ビル1Fに「分身ロボットカフェDAWN ver.β」がオープン。

分身ロボットとは遠隔操作が可能なロボットのことで、今回のカフェではオリィ研究所が開発した「OriHime-D」が採用されている。

全長120センチの分身ロボット「OriHime-D」を操るのは、ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者などの重度障がい者。ロボットを遠隔操作することで、自宅にいながらにしてカフェでの接客勤務をすることができるという。

日本財団・ANAホールディングス株式会社、オリィ研究所による障がい者の就労支援の取り組みで、2020年には常設店化を目指している。

吉藤健太朗と番田雄太が描いた世界

ロボット開発を通じて障がい者の支援を続けるオリィ研究所 所長の吉藤健太朗氏。そもそもロボットカフェをオープンするきっかけになったのは、昨年9月までオリィ研究所に勤務していた番田雄太氏だという。

番田氏は創業期からのメンバーで、4歳の頃に交通事故に遭い、寝たきりだった。学校にも通えずにいたが、アゴを動かせることでSNSやメールを駆使し、吉藤氏と知り合い、意気投合。分身ロボット「OriHime」を一緒に作っていたという。

そんな番田氏が、2年前、吉藤氏からの「秘書として働いているのだから、お茶をもってくるなりなにか出来ないのか」という冗談に「だったらそんな肉体を作ってくれ」と回答。「それはそうだ」ということで、接客などに肉体として活用できる分身ロボット「OriHime-D」を開発を始めた。

そして、去る2017年9月、番田氏はこの世を去った。 

吉藤:テレワークで働ける時代だが、テレワークで働くことはかなり難しい。専門知識がなくてはできなかったことが、肉体があればお店に来ることやものを持ってくること、カフェで働くことができるようになる。私たちはこれを「アバターワーク」と呼んでいるが、その方法であれば(障がい者)はもっと社会参画できるはずである。

どんなふうにできるのか試してみようというのが、今回のカフェです。

今回カフェで実装される「OriHime-D」は、うなずく、運ぶなど最低限の機能に制限されている。様々な機能を詰め込むのではなく、来店客にアンケートをとり、実際に寄せられた改善要望を元に機能を追加していくことで、アップデートを図るという。

1/2ページ

最終更新:2018/11/28(水) 17:04
bouncy

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事