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気づかぬうちに失明や脳障害も 本当は怖い梅毒、日本で急増中

11/29(木) 6:04配信

BuzzFeed Japan

梅毒が日本で急増しています。今年1月から11月18日(46週)までの累積報告数は6096人で、昨年1年間の報告数(5820人)を既に超えました。1970年以来6000人を超えるのは48年ぶりです。

梅毒が怖いのは症状に気づかずに放置していると、認知症のような脳障害や失明、脊髄麻痺などが起きるまで重症化する恐れがあることです。

20代の女性も増えているこの病気は、どんな特徴があり、どんな人が気をつけたほうがいいのでしょうか?

梅毒の治療に詳しい都立駒込病院感染症科部長、今村顕史さんに伺ってきました。
【BuzzFeed Japan Medical / 岩永直子】

20代女性や地方でも急増中 性風俗での感染も?

ーー梅毒、急増していますね。どんな人に増えているのですか?

2011年頃から報告数が急増し、今年はとうとう6000件を突破しましたね。

しかし、この報告数も実態を表していないかもしれません。性感染症ということで会社に知られたくないなどの理由で、保険外でこっそり治療を受ける人もいて、届け出もきちんとなされないことがあります。実際は、もっと多くの人が感染していると思われます。

20代では女性が非常に多く、特に20代前半では女性の方が男性を大きく上回っているのも特徴です。

ーー厚生労働省は来年1月から、性感染症法に基づく梅毒の届け出内容に、性風俗で働いたことがあるかや、性風俗を利用したかどうかを加えることになりましたね。感染経路をより具体的に調べるのですね。

昔から性風俗産業での感染が多いとされていますが、現在の性風俗は多様化していて、店舗型ではなくネット中心に運営したり、副業や個人のアルバイトとして働いている人も多くなっています。

営業形態には関係ありませんが、定期的な性感染症の検査など健康管理がおざなりになっているところはないかが心配です。

また、東京や大阪、愛知、福岡などの大都市が多いのはもちろんなのですが、10万人あたりの報告数を見てみると、岡山や広島、福島、熊本など地方でも多くなっているのがわかります。

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最終更新:11/29(木) 12:49
BuzzFeed Japan

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