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プラセンタ、美と健康テーマに国内外で評価進む

11/29(木) 16:40配信

健康産業新聞

ヘルス&ビューティー素材としてのプラセンタの認知が、一般消費者に浸透。ブタ由来の製品が主流で、ウマ、サケ卵巣膜、植物のほか、最近では人の皮膚と同じ化学構造のアミノ酸を合成したヒト型プラセンタといった化粧品素材も登場している。

他素材とのミックスで相乗効果発揮

プラセンタサプリメント市場は約250億円で推移。過熱ぶりは一段落したこともあり、ここ数年は安定。肌への作用一辺倒の商品設計だけでなく、ここ数年は、活力や疲労感軽減、妊活関連商品、更年期女性向けなどの商品が流通。さらに男性向けでは妊活、毛髪関連商品なども登場した。現在、プラセンタでは広範囲な機能性研究が進んでおり、今後はアミノ酸を豊富に含む特徴を生かしたサルコペニア対策や、ストレスや抑うつ関連の製品開発も進むことになりそうだ。ここ数年、プラセンタ単体商品が減少し、現在は認知度の高い美容素材と配合することで相乗効果を訴求する商品が増えている。例えば乳酸菌や、植物発酵エキス、ユーグレナ、エラスチンなどの人気素材とともに利用されるケースが少なくない。

人気化粧品素材に成長

化粧品についてはブタやウマだけでなく、特にサケ卵巣膜を由来とした商品も人気で、体感や、肌につけた際のタッチのよさなどでリピートが増えている。また外国人訪日観光客のインバウンド消費が追い風となり、大きく伸長。中国では、自国のSNSやIM(インスタントメッセンジャー)でのクチコミにより商品情報が消費者に伝えられる仕組みができあがっている。その分野のインフルエンサーがライブ配信で商品の使用感などをリポートすることなどにより、観光客や渡航予定の人たちは情報を得ている。中間層の訪日が増え高級ブランド品から消費財に爆買いの対象がシフトしたことで、比較的手ごろな化粧品もインバウンド消費の中心となった。輸出も増える一方ではあるが、来年1月から施行の中国EC法により越境ECで販売する製品にもCFDA登録やCCC認証などの取得が必須に。事実上の規制強化となり、輸入品締め付け政策の行方に関心が高まっている。

スキンケア関連では、原液化粧品が好調なのに加え、美容液、化粧水、保湿クリーム、石けん、シャンプー、ヘアケア製品、フェイスマスクなど、用途は多様化している。

国内需要は、インターネットやテレビショッピングなどの通販での売り上げが半数を超えているものと考えられるが、店頭では訪日外国人の購入が増え続けている。さらに輸出も右肩上がりで、アジアのみならず豪州、中東、露、欧米などの需要も生まれている。独自技術を付与した原料の高付加価値化や、コストパフォーマンスの高い輸入原材料のラインアップ追加など、市場は新たなステージに突入した。

最終更新:11/29(木) 16:40
健康産業新聞

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