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賞金王はどっちだ!? 今平周吾とショーン・ノリスを専門家がデータ分析!

11/29(木) 11:31配信

みんなのゴルフダイジェスト

本日開幕の国内男子ツアー最終戦、ゴルフ日本シリーズJTカップ。賞金王の最有力は賞金ランキング1位の今平周吾。2位のショーン・ノリスにも、条件は厳しいが可能性はある。賞金王はどちらが掴むのか、データ分析の専門家のゴウ・タナカがスタッツ分析した。

圧倒的な今平周吾の総合力

2018年のシリーズは最終戦を控え、1位の今平選手と2位のノリス選手の差は約3600万円とかなり開いている。以前取材し、練習場からの準備とマネジメントが非常に良いノリス選手だが、この賞金差は大きく、最終戦を優勝するのが必要最低限となり、状況は厳しい。

この2人の2018年シリーズのスタッツから逆転賞金王の可能性を紐解いてみる。ゴルフで1番大事なスタッツ上の数値はバーディ率を上げることだ。そしてバーディをしっかり計算して取れるのはパー5のみなので、安定していい成績を出すにはパー5でのパフォーマンスが非常に重要になってくる。

今平選手のパー5でのバーディ率は44%、10位と悪くない。ノリス選手も42%とそれなりの水準と言えるだろう。ただ、この数字は賞金王争いをしているトップ2人としては物足りない。2018年シリーズのPGAツアーのパー5でのバーディー率1位はフリートウッド選手で56%だ。

日本の1位は松村道央選手で47%と50%に届かない。PGAツアーではなんと50%以上の選手が20人もいる。距離、セッティングがより厳しい中でのこの差はあまりに大きい。日本人選手はパー5でのスコアの出し方をもっともっと徹底的に研究し、準備するべきだ。

今平選手の平均バーディ率は1位(4.12)で、ノリス選手は13位(3.72)とここでも差をつけている。リカバリー率は今平選手が65.08%、ノリス選手が63.58%、平均パット数は今平選手が1.735、ノリス選手が1.755と今平選手がどちらの部門でも少し上回っている。スタッツと金額差を考えるとノリス選手に勝ち目はないように思える。

ただ、1試合で稼ぐ平均賞金額は今平選手が約587万円、ノリス選手が619万円とここではノリス選手が上回っている。ノリス選手のマネジメント力の高さが、この効率を生んでいるのだろう。

次に両選手の東京よみうりカントリークラブとの相性をみてみよう。昨年、ノリス選手は同大会で単独2位と好成績を残しており相性は抜群だ。その時優勝した宮里優作選手は圧倒的なパフォーマンスでノリス選手に6打差をつけて優勝した。ただ、ノリス選手は3位の選手らに2打差をつけており、今大会での優勝は十分に期待できるといえる。しかし、昨年今平選手も8位タイとトップ10入りを果たしており、イメージは悪くないはずだ。

最近の今平選手のパフォーマンスを考えると下位に沈むことは想像しづらく、賞金王は今平選手になる確率がやはり高い。2人の順位に注目しながら、最終戦をぜひ楽しんでいただきたい。

ゴウ・タナカ

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