ここから本文です

メイク落としははがすだけ!? 皮膚そっくりな「膜」を簡単に作れるSFのような最新技術

11/29(木) 18:00配信

FNN PRIME

まるでSFの世界…そんな言葉がぴったりな驚異の技術を花王が開発し、話題になっている。

【画像】 白から透明に!肌に膜がなじむ様子

それが、体に噴き付ければどこにでも「素肌」そっくりな極薄被膜を作れるというもの。
百聞は一見に如かず、その動画がこちら!

噴き付けたものが被膜になっていたのも驚きだが、ペローンとはがすときは、さながら映画で変装した人物が正体を明かすときのような未来感がある。

これは花王が開発した「Fine Fiber(ファインファイバー)技術」というもので11月27日に公表された。
肌に噴き付けているのは「化粧品用のポリマー溶液」で、専用装置のノズルから噴射するとサブミクロン(1ミクロン=1000分の1mm以下)の極細の繊維となり、肌の上に幾重にも重なった被膜を形成するという。

この膜はやわらかく、肌の動きに柔軟に追随し、肌表面を均一になめらかに整える性質があるとしている。
また繊維でできているため通気性があり、さらに最大の特徴は毛細管現象によって化粧品や薬剤を膜全体に広げて保持することだという。

この驚きの技術によってどんな未来が実現するのか?
いつ商品展開するのか?花王の担当者にいろいろ聞いてみた。

「化粧を落としたいときは、はがすだけでいい」

――そもそも、この技術を開発することになったきっかけは?

花王では、健康な皮膚をやさしく守る不織布の研究を、スキンケア、サニタリー、ファブリックケアなどの分野で進めてきました。
その基盤研究を深める中で、今回の技術の開発に至りました。


――この技術でどんなことができるようになるのか?

スキンケアでは、製剤を肌に従来よりも均一に広げ、膜が肌を覆っているあいだはずっと保持することができるので、高いケア効果が期待できます。
メイクアップにおきましても、膜とメイクアップの層が一体化し、これまでには得られなかった均一な仕上がりや高い化粧持続性能を発揮できます。
落としたいときは膜をはがすだけでよいという利点もあります。
また、本技術の特徴から治療領域でも活用できるものと期待しています。


――動画では噴き付けた直後は白いのに、後で透明になっているが?

噴きつけた当初は白く、液剤を含ませることによって、透明になります。
動画では、膜を肌になじませる専用液を使用しています。


――できた被膜はどうやって肌に張り付いている? 繊維に粘着力があるのか?

この専用液は化粧品に使われるオイルの一種で、膜を肌へ密着させる役割があります。
あくまでデモ用に使用しているものですので、実際に商品化する際は、それぞれの商品の特性に合わせて開発をしていきます。


――商品化はいつなのか?

具体的な使用方法も含め、2019年中の商品展開を目指して開発中です。




ついついその“未来感”に目が行きがちだが、この技術が商品化されれば、肌で悩んでいる人たちのスキンケアや、よりスムーズなメイクやメイク落としが実現することになる。治療分野での活用も考えているということで今後に注目だ。

最終更新:11/29(木) 18:00
FNN PRIME

あなたにおすすめの記事