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2019年の住宅ローン金利動向 「変動金利」や「長期固定金利」が決まる仕組みについて

11/29(木) 17:00配信

マネーの達人

2018年は、7月に行われた日銀の政策変更により、長期金利が多少上昇し、結果的に長期金利に連動する長期固定金利も多少上昇しました。

しかし、ここまで低金利であるにもかかわらず、物件価格の高騰などもあり、新規需要はそこまで盛り上がらず、借り換え需要も一段落した感じです。

2019年は、10月に消費税率10%への引き上げが予定されており、駆け込み需要が想定されますが、その後の反動も考えると、駆け込み需要に踊らされないようにしたい所です。

今回は、変動金利と長期固定金利に別けて、まずは変動金利を中心に、2019年の住宅ローン金利動向を解説していきたいと思います。

変動金利が決まる仕組み

まず変動金利が決まる仕組みですが、これは、銀行の貸し出し金利である短期プライムレート(優良企業向けの1年以内の貸出金利)に連動する仕組みになっています。

そして、その短期プライムレートはさらに、日銀の政策金利に連動する仕組みになっています。

従って、変動金利の今後の動きを見ていくには、日銀の政策金利に注目すれば良いということになります。

そして、この政策金利は約2か月に1度開かれる、日銀の金融政策決定会合で引き上げや引き下げが決定されます。

現在の所、日銀のゼロ金利政策、マイナス金利政策と金利引き下げの政策が続いているため、短期プライムレートは2009年1月13日以降、年1.475%で据え置かれています。

2019年の変動金利は…

では、この政策金利が今後どうなるかですが、日銀は2%程度の物価上昇率を達成するまでは、マイナス金利政策を続ける考えを明確にしました。

そして、2019年も物価上昇率は2%以下で推移しそうなため、日銀がマイナス金利政策を継続する可能性が高く、現在の変動金利の水準は長期化するものと考えられます。

一方で、短期プライムレートが変化していないのですから、本来の変動金利の水準はもっと高いままのはずです。

しかし、銀行同士の金利優遇競争が激化して、現在の最優遇金利は0.5%を切る水準まで低下しています。

ただし、これ以上の金利引き下げは、銀行としても利ざやが取れないため、難しいというのが現状で、今後は疾病保障などさまざまなサービスを組み合わせて、総合的に判断するのが良いでしょう。

住宅ローンの返済期間が短い方などは、金利変動リスクはあるものの、銀行の金利優遇競争のおかげでここまで低下している、今の変動金利をうまく活用していただけたらと思います。

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最終更新:11/29(木) 17:00
マネーの達人

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