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2019年の住宅ローン金利動向 「変動金利」や「長期固定金利」が決まる仕組みについて

2018/11/29(木) 17:00配信

マネーの達人

長期固定金利が決まる仕組み

長期固定金利の簡単な仕組みからです。

長期固定金利は各銀行が債券市場という、国債を売買する市場金利を目安に金利設定します。

しかし、債券市場も市場ですから、有利に金利設定できるときもあれば、そうでないときもあります。

その代表的な指標となるのが、一番市場規模の大きい10年物国債の値段です。

そして、この値段の利回りを長期金利と呼ぶのが一般的です。

国債も債券ですが、債券というのは基本的に利回りが決まっているので、国債の値段が上昇すれば相対的に利回りは低下、下落すれば利回りは上昇ということになります。

そして、日本や世界の景気が良くなれば、国債よりも儲かる株式市場にお金が流れますので、国債の値段が下がり金利は上昇。

景気が悪くなれば、国債の値段が上がり金利は低下します。

さらに、これ以外に国債の値段が変動する要因として、日本という国の信頼が無くなった場合、国債を持っていては危険ですから、国債が売られ金利が上昇します。(財政再建懸念など)

また、現在は日銀が長期金利の上昇を押さえ込むために、政府が発行した国債を日銀が買い入れる、国債買い入れオペを強化しています。

この結果、株価と長期金利との連動性が薄れ、長期金利の動向は日銀頼みが強まっている点には、注意する必要があります。

2019年の長期固定金利は…

2019年の長期固定金利は、日銀の動向と米長期金利に注意する必要があります。

日銀がもっとも重視しているのは、2%の物価上昇率が達成され景気がインフレ気味になることですが、ここまで株価や企業業績が回復しても2%の物価上昇率は未達のままです。

この原因として、日銀が日本の少子高齢社会という現実を、直視していないのではないかと考えられます。

昔であればインフレになっていた所、現在は将来不安が全世代にあり、全ての分野に渡って需要が供給を上回りインフレになるという構図は描ききれません。

これは民間エコノミストも同調しているのですが、日銀だけは先送りを続けており、いずれ2%の物価上昇率を達成するとしています。

この姿勢が続く限り、長期金利は現在の水準を維持するものの、今年のように政策変更が行われた場合は、長期金利が上昇する可能性もあります。

一方で、米経済は好調でFRB(連邦準備制度理事会)は来年も数回、利上げを行う見通しです。

これにより、米長期金利が上昇する可能性が高く、日本の長期金利も連れ高しやすくなります。

将来的に長期金利の上昇を織り込む動きも出てくるかもしれませんが、現在の所は、長期固定金利はほぼ横ばいの可能性がもっとも高いと考えています。

まとめ

このように2019年も基本的には今年の流れを引き継ぎ、低金利が継続するものと考えられます。

2019年も無理のない資金計画で、この低金利を活用して頂けたらと思います。(執筆者:沼田 順 / 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 宅地建物取引士 / 住宅ローンアドバイザー  住宅金融公庫(現・住宅金融支援機構)を経て独立。)

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最終更新:2018/11/29(木) 17:00
マネーの達人

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