ここから本文です

イーストウッド、俳優人生の集大成 『運び屋』公開日決定、ビジュアル&特報公開

11/30(金) 4:00配信

ぴあ映画生活

数々のアカデミー賞に輝く巨匠クリント・イーストウッド監督の最新作にして主演作が、『運び屋』の邦題で2019年3月8日(金)より公開される。この度、そんな本作のポスタービジュアルと特報映像が公開された。

『運び屋』特報

『許されざる者』『ミリオンダラーベイビー』で2度のアカデミー賞作品賞、監督賞を受賞。そして、全世界大ヒット作『アメリカン・スナイパー』を手がけた巨匠、イーストウッド監督。前作『15時17分、パリ行き』からわずか1年、88歳とは思えぬハイペースな仕事ぶりで、最新作では監督だけでなく主演も務めているのだ。

本作で描かれるのは、機知に富み、麻薬取締局の捜査をかいくぐり、最年長の“運び屋”となった老人の前代未聞の実話。『アメリカン・スナイパー』でタッグを組んだブラッドリー・クーパーをはじめ、豪華キャストが共演するサスペンスフルなドラマとなっている。

イーストウッドが自らの監督作品で主演を務めるのは、『グラン・トリノ』以来10年ぶり。本作の原題である『THE MULE』は、動物のラバを意味するが、転じて“運び屋”という意味も持つ言葉だ。

公開されたポスターに写っているのは、沈みかけた太陽が照らす荒涼とした土地を行く1台のピックアップトラックと、イーストウッドの横顔のみ。深く刻まれた皺の奥から、1950年代から俳優として走り続けてきたイーストウッドが、自身の歩んできた道を見つめているようにも見える。

90歳の老人は、なぜ麻薬カルテルの仕事を引き受けたのか。なぜ10年もの間、たったひとりで“運び屋”としての危険な仕事を続けたのか。ベースになったのは2014年6月に『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』に掲載された、『シナロア・カルテルの90歳の運び屋』という1本の仰天記事だ。メキシコからデトロイトへ大量のコカインが運びこまれていることが判明し、麻薬取締局が必死の捜査の末に掴んだのは、たったひとりで大量のコカインを運ぶ伝説の“運び屋”の存在だった。

追跡捜査の末、怪しまれないように通常の速度違反のように停車し、警察の前に現れた“運び屋”は、しわくちゃの老人だった。2011年に逮捕されたとき、“運び屋”のレオ・シャープは87歳。逮捕歴もない、ありきたりな老人だった……。撮影時87歳だったイーストウッドが、自身の人生と重ねあわせて演じた“運び屋”とは?

この記事をもとに『グラン・トリノ』の名手、ニック・シェンクが脚本化。麻薬捜査をめぐるサスペンスフルな展開で、極上のドラマを見せきる傑作に仕立て上げた。“運び屋”を追いつめる麻薬取締局の捜査官にクーパーが扮し、さらにローレンス・フィッシュバーン、アンディ・ガルシア、マイケル・ペーニャ、ダイアン・イーストといったアカデミー賞の常連俳優が脇を固める。そして、実際の親子であるアリソン・イーストウッドが主人公の娘役として、新進のタイッサ・ファーミガらも出演。

公開された特報映像は、路肩に停めたピックアップトラックの荷台をのぞき込む年老いた男・アール(イーストウッド)の姿を捉えたシーンから始まり、アールが葛藤の中で仕事に立ち向かう姿が映し出されている。さらに特筆すべきはこの特報で『運び屋』というタイトルと「人は永遠には走れない」というコピーを読み上げる声だ。勘のいい洋画ファンならば気づくだろうか? イーストウッドの独特の存在感を日本のファンに定着させた故・山田康夫の声質を受け継いだ俳優・声優の多田野曜平が、特報のナレーションを担当しているのだ。凄みと軽さをあわせ持った唯一無二の声質が、映画公開への期待を高めている。

『運び屋』
2019年3月8日(金)より全国公開

最終更新:11/30(金) 4:00
ぴあ映画生活

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ