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メルセデスの次世代車EQって何? まずは3種の電動駆動形態を理解しよう

2018/11/30(金) 13:02配信

carview!

EQファミリーにはEVもハイブリッドも燃料電池もある

CASE(※)という次世代モビリティのデファクトになりそうなソーシャルコンセプトを打ち出したメルセデスが未来の扉を開こうとしている。すでにトヨタもこのキーワードを使い始めた。今回は9月にスウェーデンで発表された「EQC」(バッテリーEV)とパリ・サロンの後で行われた「EQ Power」の試乗会をレポートしながら、同社のEQファミリー(電動化車両)とはどんなブランドなのか考えてみたい。

>>メルセデス・ベンツ EQファミリー フォト集<<

※CASEはConnected(つながる)、Autonomous(自動運転)、Shared & Service(カーシェア)、Electric Drive(電動化)の略称で、メルセデス・ベンツのモビリティ戦略になっている。

EQファミリーは電動化と一口に言っても、バッテリーEV、プラグインハイブリッド(PHEV)、48V(ボルト)のサブ電源を使ったマイルドハイブリッド、さらに燃料電池車(FCV)まで多岐に渡る大所帯だ。それだけ電動化は多様化しているのである。

このところ「あるメーカーが〇〇年までにすべて電動化・・・」というニュースを目にするが、多くの場合、その電動化はぜんぶのクルマをバッテリーEVにするという意味ではない。バッテリーEVなのか、あるいはエンジンを併用するハイブリットなのか、メーカーによっても微妙に解釈が異なっているのは知っておきたい。

ファミリーはEQ、EQパワー、EQブーストが存在

EQのラインアップを整理しておこう。CASE戦略の中で、メルセデスは“バッテリーEV”と“ハイブリッド”という言葉を封印した。EQファミリーでは、バッテリーEVを「EQ」と呼ぶ。スウェーデンで発表されたEQは「GLC」ベースのクロスオーバーSUVで、モデル名は「EQC」だが、実際にはGLCと共通するモジュールを使い、バッテリーEVを完成させている。

EQモデルはまず、GLCベースのEVであるEQC、スマートのEVとなる「EQ フォーツー」「EQ フォーフォー」がラインアップされる。2025年までにはEQモデルがさらに増える予定だ。ちなみに頂点にはフォーミュラEが君臨する。

プラットフォームを見ると、エンジン車のGLCのギアボックスに相当する部分に、パイプ状のフレームを作り、エンジン車と同等の衝突安全性を実現しているのが面白い。ギアボックスを持たないEVでも衝突特性が同等となるように工夫しているのだ。

一方、エンジンとモーターを組み合わせるPHEVは「EQ Power(パワー)」と呼ばれ、その頂点にはF1が存在する。また、ISGやBSGを使うモーター出力(電圧)の低い48Vのマイルドハイブリッドを「EQ Boost(ブースト)」と呼ぶ。このEQ Boost まで含めると、2025年までに全モデルにEQというサブブランドが付くことになる。

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最終更新:2018/11/30(金) 13:02
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