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【D’ERLANGER ライヴレポート】『D'ERLANGER SLASH DANCE TOUR 2018』2018年11月25日 at 品川ステラボール

11/30(金) 15:02配信

OKMusic

 2018年2度目となる全国ツアー『D'ERLANGER SLASH DANCE TOUR 2018』の最終公演が、11月25日に品川ステラボールにて開催された。インタビューの際にkyoにドラムのほうを向いたまま歌っていることが多いことについて尋ねたことがあるのだが、彼は“誤解を生むかもしれないけど、バンドだけを感じてやっていたいというか、そこから生まれたものがお客さんに届けばいいなというのがあるんです”と話してくれた。本公演でもフロアーに背中を向けて歌っている場面が多々あったkyo。しかし、それは両サイドの竿隊もまた然りで、ドラムのほうを向いてプレイしていることが多く、彼らが鳴らすバンドサウンドのダイナミズムが尋常ではない理由がわかったような気がした。再結成10周年のアニバーサリーを経て、11年目に突入したD’ERLANGERはますます勢い付いてるーー。

D'ERLANGER、品川ステラボール公演のその他の写真

 kyoのシャウトが炸裂し、オープニングを飾ったスリリングな「XXX for YOU」がグイグイと観客のテンションを引き上げていく。そして、「Harlem Queen Complex」へ。妖艶なヴォーカルとずっしりと響くバンドグルーブが緊張感を高めると、そのままつながる「Harlem Queen Romance」で内に向かっていた高揚感が解放されたように爆発的に弾ける。最新アルバム『J'aime La Vie』のナンバーでありながら、この組曲が最強の起爆剤へと育っていることをまざまざと実感した。

 3曲が終わったところで、もはやライヴのイニシアティブはD’ERLANGERが握っている。圧巻だったのはミディアムなナンバーが並んだブロック。「Mona Lisa」「Je t'aime」が作り出す魅惑的な音像で酔わせ、「Loveanymore」ではSEELAのウエットでうねるベースとTetsuのドライでタイトなドラム、CIPHERのメロウなギターで描く媚薬的なスケープがフロアーを釘付けにする。アッパーでの噛み付くようなアグレッシブなスタイルも持ち味だが、ミディアムで魅せるkyoの淫靡でエロティックなヴォーカリゼーションは鳥肌ものだ。

 その後もライヴはポップチューン「LULLABY」や本編ラストの「バライロノセカイ-Le monde de la rose-」で大合唱を誘い、ディープかつハードな「沈む」で観客ひとりひとりの熱量を際限まで高めると、エンドロールのように新曲「哀」で大団円。『J'aime La Vie』を引っ提げた3本目となるツアーだったわけだが、ビルドアップされた同作の楽曲が新たな武器となっているだけでなく、D'ERLANGERのパブリックイメージの、その上をいく威力を放っていたのが、なんとも印象的だった。

取材:土内 昇

セットリスト

1. XXX for YOU
2. Harlem Queen Complex
3. Harlem Queen Romance
4. EVERYTHING IS NOTHING
5. CRAZY4YOU
6. Mona Lisa
7. Je t'aime
8. SAD SONG
9. Loveanymore
10. ALONE
11. the end of eden
12. LULLABY
13. SO...
14. バライロノセカイ-Le monde de la rose-
<ENCORE>
1. Everlasting Rose
2. 沈む
3. 哀

OKMusic編集部

最終更新:11/30(金) 15:02
OKMusic

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