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60万部発行 大人の科学「プラネタリウム」復刻までの執念

12/1(土) 17:30配信

BuzzFeed Japan

ある雑誌の復刻版が話題になっている。告知Tweetは1万RTをこえ、発売前に増刷が決定した。『大人の科学マガジン プラネタリウム』だ。同誌と言えば、活版印刷機や二眼レフカメラなどを組み立てる豪華ふろくが人気の雑誌だ。毎号異なるが、一冊3000円前後。ふろく付きとはいえ「雑誌」としては高くつく。それでもプラネタリウム号は累計で60万部を売り切り、長らく入手困難な状態にあった。数々の雑誌が休刊する今、復刻する理由はどこにあるのだろうか? 出版元である学研に行くと、雑誌社の執念が垣間見えた。【BuzzFeed Japan / 嘉島唯】

家庭用プラネタリウム、部屋ではどう写る?【写真】

大人の科学では、これまで2005年、2013年と2回「プラネタリウム」特集を組んできた。前者が50万部、後者が10万部売れ、累計60万部超を売り切った。12月4日にベストセレクションとして復刻版が発売される。

すべてのバージョンで一貫しているのは、ピンホール式のプラネタリウムが付録で付いてくること。

肉眼では見えない7等星まで表現し、1万個の星で部屋を包む。プラネタリウム・クリエーターの大平貴之さんとJAXA協力のもと、星の座標データを正確にうつす本格的な仕様だ。

第一弾が50万部も売れた背景を、編集長を務めていた西村俊之さん(現・学研科学創造研究所 所長)は「誰も仕掛けてないのに、2005年はプラネタリウムの年だった」と分析する。

同じく大平さん監修のセガトイズの家庭用光学式プラネタリウム『ホームスター』が発売され、大塚愛、バンプオブチキンがそれぞれ『プラネタリウム』という楽曲をリリース。大平貴之さんの半生を描いたドラマ『星に願いを~七畳間で生まれた410万の星~』も放送された。

とはいえ、開発には3年の歳月を要した。意図せず時流に乗れたと語る。

「ホームスターが7月に発売になって、僕たちの雑誌は9月に発売でした。タイミングはまったくの偶然だったのですが、プラネタリウムへの興味も盛り上がっていて、価格的に2000円程度で手頃なこともあり、手にとった方も多かったのだと思います」

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最終更新:12/1(土) 17:30
BuzzFeed Japan

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