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自殺に続いてパワハラも 芸能事務所はやっぱり闇深いのか

12/2(日) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 今年3月、愛媛県のご当地アイドルグループ「愛の葉(えのは)Girls」のメンバーだった大本萌景さん(享年16)が自殺。社長のパワハラなどがあったとして、遺族は所属事務所を提訴している。

 そんな中、先月には、芸能事務所社長が当時社員だった男性に対し、「顔を煮えたぎる鍋につける」などの壮絶なパワハラを行っていたことが発覚。芸能事務所は、とかく闇社会とのつながりが指摘されたりするが、やっぱりヤバイのか。

 芸能プロデューサーの野島茂朗氏が言う。

「一般に芸能事務所の社長の前職はさまざまで、水商売、飲食、広告代理店や出版などのメディア出身、あるいは金持ちの御曹司でアイドルファンという人もいる。中には、暴力団構成員がアイドル事務所の経営を踏み台にしてエンタメ系上場企業の役員になるというケースもあります」

 社長自身、コンプライアンスのしっかりした会社に勤めていることがあまりなく、パワハラが当たり前のような世界にいることが多いという。

 ある雑誌編集者はこんな裏話を明かしてくれた。

「以前、小さな事務所が女性モデルの売り込みに来たので、記事のイメージ写真にお願いしたことがあります。しかし、訪ねて来た女性は宣材写真とは別人。ゲッソリしていて、まつげも眉毛も抜けていました。本人に聞くと、『ストレスで』とのことでした。その数カ月後、社長は麻薬の密輸で逮捕されましてね。ニュースにバッチリ出ていました」

 小さな芸能事務所には見た目や話し方からして「カタギではない」雰囲気の社長や社員が多いという。前出の野島氏は、こう補足する。

「タレントのマネジャーなどのスタッフは、水商売系のスカウト能力がある人が採用されることが多い。社長の知人などからの紹介で入って、辞められないというパターンがほとんど。月給は優良事務所でも残業代込みで20万円ちょっと。従業員やタレントを奴隷のように使って搾取し、周りもそれに逆らえないのでパワハラが増長していきやすいのです」

 すべてに当てはまるわけではないが、中小事務所なら「ホワイトは1割程度。グレーが6割、ブラックが3割でしょう」と野島氏。

 子どもが芸能界入りを話し始めたら、契約内容はもちろん、社長やスタッフの人柄など、とにかく慎重に確認すべきだろう。

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