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ビリギャル、再び高校へ。キスマークつけてても性の知識ない高校生に伝えたい

12/2(日) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

「ビリギャル」のヒットから5年。モデルになった小林さやかさん(30)が再び学校に戻ってきた。

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舞台は北海道・札幌市で「悪評御三家」と呼ばれた問題校。

「コンドームつけなかったらどうなると思う?」

家族、SEX、LGBT、進路選択……“校長の右目”という肩書きで、4カ月間生徒たちと体当たりでぶつかった。

ギャルやヤンキーは絶滅危惧種?

小林さんは、2013年に刊行された実話小説『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應義塾大学に現役合格した話』のモデル。塾講師でこの本の著者でもある坪田信貴さん、そして小林さんの母親“ああちゃん”とともに受験勉強に奮闘する姿が大きな共感を呼んだ。

「人との出会いを大切に過ごした方がいい」。そんな坪田さんの言葉を胸に進学した慶應義塾大学・湘南藤沢キャンパス(SFC)では、

“「めっちゃ遊んだし、たくさんの人に出会いました。サークルとかインターンとか、いろんな場に行ったりコミュニティに属したりして」(小林さん)”

卒業後は大手ブライダル企業に就職し、ウェディングプランナーに。持ち前のコミュニケーション力をいかし、営業成績は常にトップクラスだったという。

その後、フリーランスとして独立。同じ頃に『ビリギャル』が出版され、教育についての取材や講演依頼も多数来るようになっていた。2017年にこなした講演は約90本だ。

“「私、ギャルやヤンキーは本当に宝だと思ってて。同調圧力に屈しないし、疑問に思ったら声を上げるし、何より自分の言葉を持ってるのが良いですよね。伝え方は下手なんだけど(笑)。講演でいろんな学校に行く中で、そういう子たちが減ってることに気づいたんです。でも今の画一的な教育では仕方ないなと。それを変えたい、教育のことを本格的に学ぼうと大学院への進学を考えていました」(小林さん)”

転機となったのは、ふと目にしたFacebookの投稿だった。

「校長の右目」として前途多難な高校へ

北海道の私立・札幌新陽高校校長の荒井優さんの『校長日誌』を見て、何よりも同じ学校で働く教員や生徒のことを一番に考えるその姿勢に驚き、共感したという。

荒井さんはリクルートを経てソフトバンクの社長室で孫正義社長の側近として働いていた。札幌新陽高校の創立者は荒井さんの祖父。偏差値は札幌市でほぼ最下位、定員割れという状況から、入学金をなくし丁寧に進路指導をするなどして、わずか1~2年で生徒数も大学進学率も倍にした。

小林さんは面識のなかった荒井さんにメッセージを送り、2017年10月には札幌新陽高校で母親と一緒に講演することに。その後荒井さんは小林さんのメンター的な存在に。大学院への進学を相談すると、こんな言葉が返ってきたという。

「教育は現場で学ぶのが一番だよ」

2018年4月から7月までの4カ月間、「校長の右目」という肩書きで札幌新陽高校でインターンをすることが決まった。「右目」といっても何をやるかはまったく白紙の状態で、北海道に移住した。

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最終更新:12/2(日) 12:15
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