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「米国で俳優」夢追う むつ出身・畑中さん

12/2(日) 10:54配信

デーリー東北新聞社

 米国ロサンゼルスを拠点に、俳優やモデルとして夢を追い掛けるむつ市出身の女性がいる。畑中絵美さん(年齢非公表)=シモンズ・アンド・スコット・エンターテインメント所属=だ。これまでにテレビドラマやCMなどへの出演経験もあり、「目標はまだ先。60歳までにシリーズ物の作品に出演できるよう努力したい」と意欲を燃やしている。

 畑中さんは両親が教員の家庭に育ち、「子どもの頃は両親が厳しくて、自由にテレビ番組を見られなかった」。視聴を許された数少ない番組がNHKで再放送された米国ドラマ「大草原の小さな家」。これをきっかけに海外での俳優業を夢見たというが、「(親に一度言ったら)怒られたので、米国に行くまで秘密にしていた」と打ち明ける。

 青森県立田名部高を経て、海外の大学との交流も盛んな東京都内の私立大を受験したが不合格。ただ、翌年の合格を目指して通っていた予備校で出会った講師の一言に後押しされた。「才能は自分が好きなことの中にある。自信を持って好きなことに突き進め」。以前から一番行きたい大学だった名門のカリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)に目標を切り替えた。

 国際基準の英語能力測定試験「TOEFL」で必要な水準をクリアして渡米。UCLAの系列短大から、高いハードルを乗り越えて編入を果たし、卒業した。「勉強すべきことを全てやって(反対していた)両親を納得させた」上で、憧れの道に踏み出した。

 英語は得意のはずだったが、現地では「『書く』『読む』と『聞く』『話す』のは大違い。慣れるまでは日本人の友人をつくらないようにした」という。俳優として本格的に活動するに当たっては、それなりに知られた作品でエキストラとして経験を積み「俳優連合組合」に加入する必要があった。

 「何も状況が分からず、マイナスからのスタートだったので、苦労があり過ぎて…」と振り返る。それでも故郷から遠く離れた地で、自らの努力で道を切り開いた。

 近年は専門チャンネル「ディズニーXD」のドラマをはじめテレビ、映画、舞台などで活躍。テレビCMは過去にマイクロソフトやユナイテッド航空、現在はインテル、MGMホテルグループにも出演している。

 「むつ市が大好き」という畑中さん。帰省した際に目に留まった光景は、写真共有アプリ「インスタグラム」で発信する。11月29日に市役所を訪れ、同市では146人目、海外在住者としては初の「元気むつ市応援隊」応援プロデューサーとして、宮下宗一郎市長から委嘱状を受けた。今後は会員制交流サイト(SNS)での発信に加え、小中学校で講話活動などを行う予定。

 畑中さんは、地元の子どもたちに対し「“好き”を追求して自分らしい幸せを見つけてほしい。好きなことなら、トライして駄目でも納得がいくはず」と思いを語っていた。

デーリー東北新聞社

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