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イージス艦「あたご」の新能力「DWES」:岩屋防衛相答弁

12/3(月) 7:00配信

FNN PRIME

DWES = 分散加重交戦スキーム

11月29日、衆議院の安全保障委員会で、自民党の中谷元議員(元防衛相)が「北朝鮮のスカッド、ノドン、これが、ロフテッドとか連続攻撃によって我が国への攻撃が可能となっている」との認識を示したうえで、岩屋毅防衛相に尋ねた。

【画像】岩屋防衛相が「あたご」に“DWES搭載”と明かす

中谷元・元防衛相:
(弾道ミサイルが)同時に飛んでくる場合に、米艦艇と自衛隊が日本海で共同で警戒監視、迎撃体制をとりますけれども、イージスアショアも含めまして、どのような役割分担、また連携で日米で対応するのか。

将来、DWESという装置で、自動的にどの艦が最適であるかということを示して、IAMD、将来は…、経空脅威に備えるようになりますけれども、米軍との共同のIAMDなどを、どのように進めていくとお考えでしょうか。

DWESというのは、イージス艦に組み込まれるMIPS(米海軍発展型プランニング・システム)という仕組みの機能のひとつ。

MIPSは、米海軍がイージス艦などの水上艦用に開発したシステムで「周辺のXXというところに弾道ミサイルを載せた移動式発射機が〇〇輛展開し、YYというところには巡航ミサイルの車両が▽▽輛展開している」という場合に、個々の味方のイージス艦等が、どんな迎撃ミサイルを何発、積載しているのかというデータを基に、それぞれのイージス艦などは、どこに展開すればよいか等、最適なプランを作成・提示するシステムだ。

そのMIPSの機能の一つが、DWES(Distributed Weighted Engagement Scheme)と言い、直訳すれば「分散加重交戦スキーム」となり、かえって意味が通じにくい用語だが、岩屋防衛相は答弁の中で、以下のように説明した。

岩屋防衛相:
米軍が導入しているDWES、ディーウェスというものがあると承知をしておりますが、このシステムは、複数のBMD対応のイージス艦の間で自動的に迎撃調整を行うというものでございまして、弾道ミサイルへの対処を確実なものとしつつ、かつ、より効率的・効果的な迎撃を可能とする機能。

つまり、連続発射された複数の弾道ミサイルに対し、どのイージス艦がどの弾道ミサイルを迎撃するか、イージス艦を自動的に割り振ってしまう機能、という訳である。

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最終更新:12/4(火) 16:09
FNN PRIME

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