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ハンディキャップ「5下」のシングルが語る70台を出すための“寄せ1.5”の思想

12/3(月) 16:34配信

みんなのゴルフダイジェスト

ゴルフはハンディキャップの数字が少なければ少ないほど腕前が上と見なされる。そして、数字が5より小さくなると「5下シングル」などと俗に呼ばれる。たゆまぬ努力の果てに「5下シングル」となったあるゴルファーが、夢の70台を出すための秘策を授けてくれた。

パーオンは3回に1回でいい。寄せワンも2、3回に1回でOK

ハンディキャップ5下ということは、平均スコアは70台。今回取材した5下シングルさん(仮にシングルA氏としておこう)にも、「常に70台でプレーする」ということが念頭にあるという。

いわゆるアベレージゴルファーと呼ばれるゴルファーの平均スコアが90台だとすれば、平均で20打も違いがある。もちろんその違いは腕前の違いによるところが大きいわけだが、実際は考え方も異なるとシングルA氏は指摘する。

「よく言われる話なんですが、スコアが出る・出ないの差はアプローチの差。シングルとは、3回に1回寄せワンが取れ、残りの2回をきっちりボギーで上がれる人のことですし、それで70台のスコアも出せます」

3回に1回の寄せワンで70台が出せるというとちょっと意外な気がするが、シングルAさんの説明はこうだ。

「シングルでもパーオン率は40%を切るくらいなもの。18かける0.4は7.2ですから、仮に7ホールパーオンし、それがすべてパーでホールアウトできたとしましょうか。残りは11ホールで、そのうちの1/3ですから4ホール寄せワンに成功したとします。残りが全部ボギーだったとして、スコアは79なんです。寄せワンではなく“寄せ1.5”くらいの気持ちで、70台は出せるわけです」

パーオン率は38%。寄せワン成功率は36%。パット数は32、バーディ数はゼロ……たいして見栄えが良くないスタッツなのにスコアは夢の79! なんだか錬金術のようだが、当然条件がある。

「さっきの仮定を裏返すと、要するにダボはダメってことなんです。なので、条件はティショット、セカンドで“死なない”こと。打った瞬間ダボ以上が確定するOBを打ったら基本的に70台は出せません。よく池やバンカーを気にしてOBまで曲げる人を見かけますが、『バンカーに入れようよ!』って思います。バンカーにペナルティはありませんから」

70台のスコアとは、11個のパーと7つのボギーで構成されるスコア。仮にバーディがくれば、ボギーの数は8まで増やせる。一方、ダブルボギーを叩けば、あと許されるボギーの数はわずかに5つ。非常に苦しい展開となるわけだ。そして、バーディは計算できないが、ダボを極力防ぐことはできる。

「ドライバーで飛ばす必要もなければ、フェアウェイをキープする必要性もたいして高くありませんし、バンカーに入れても次で出せれば問題ありません。アプローチでは2、3回に1回パーがとれる“寄せ1.5”で100点満点。基本的にはワンピンどころか2パット圏内の6メートル以内に収められれば十分です。ただし、OBだけはダメ。全力で防ぐ。これが、70台を出すための基本戦略です」

実際にそうやって70台を連発しているシングルA氏の言葉を聞くと、なんだか自分にもできそうな気になってくるから不思議。上級者とアベレージゴルファーを分かつのは、実は腕前よりも考え方なのかも。

※2018年12月3日18時53分、一部内容を修正しました

みんなのゴルフダイジェスト編集部

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