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外国人専門職に単純労働 暴力団幹部らが派遣の疑い 道警、3日にも逮捕へ

12/3(月) 15:10配信

北海道新聞

資格外の単純労働をさせていた疑い

 専門職を対象にした在留資格で入国させた複数のベトナム人を工事現場に派遣し、資格外の単純労働をさせていた疑いが強まったとして、道警捜査4課などが入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで、札幌市の暴力団幹部の男、東京都で人材派遣会社を経営する知人の女らを逮捕する方針を固めたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。容疑が固まり次第、同日中にも逮捕する。

派遣会社と受け入れた建設会社から仲介料、ベトナム人からも日当の一部を天引き

 入管難民法は就労可能な在留資格のうち、研修名目の技能実習など一部を除き、単純労働を認めていない。道警は、人手不足が深刻化する建設現場に人材を送り込む目的で制度を悪用し、暴力団の資金源にしていたとみて調べている。

 捜査関係者によると、男らは共謀し、今年に入り、専門的な技術や知識を必要とする活動に限定された在留資格「技術・人文知識・国際業務」でベトナム人数人を入国させた上で、東北地方の建設会社に従業員としてあっせん。東北の工事現場で違法な単純労働をさせた疑いが持たれている。この建設会社に、高度な技術を必要とする工事受注実績は過去になかったという。

 暴力団幹部の男らは外国人労働者を受け入れる建設会社を見つけ、ベトナム国内の人材派遣会社を通じて入国した人材を派遣。男らはベトナムの人材派遣会社、東北の建設会社からそれぞれ仲介料を取り、さらにベトナム人からも日当の一部を天引きして得ていたとされる。

最終更新:12/3(月) 15:10
北海道新聞

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