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最終戦で強さを見せた! 小平智のショット力と石川遼の「石川遼らしさ」

12/3(月) 18:40配信

みんなのゴルフダイジェスト

国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は小平智の優勝で幕を閉じた。マスターズ翌週のPGAツアー「RBCヘリテージ」で初優勝を挙げて以降は苦しい時期もあったが、さすがの実力を示した小平。その世界基準のショット力を、プロゴルファー・中村修が解説。

圧巻だった小平の上がり3ホール

見事なプレーを見せた小平智選手。いわゆるゾーンに入っていたと言っていいのではないでしょうか。とくに勝負どころの上がり3ホールでのパフォーマンスは見事なものがありました。

ティショットをややミスし右の斜面からピンを狙って惜しくもパーに終わった16番、2打目をピンを一直線に狙い、イーグルパットをオーバーさせてバーディを奪った17番パー5、やはり果敢にピンを攻めてバーディ逃しのパーでおさめた難関の最終18番と、非常にアグレッシブなプレーで観客を魅了してくれました。

スコアは驚異の64(パー70)と、この試合のベストスコア。クラブハウスリーダーとしてホールアウトした姿は、さすがはPGAツアーで勝った選手、という凄みがありました。

さて、小平選手はすでに開幕しているPGAツアーの2018-2019年シーズンに数試合参戦しています。そのスタッツを見ると、持ち味であるドライバーの正確性を示すフェアウェイキープ率は全体の4位(2018年は39位)。そして、スコアに対するショットの貢献度を示す指標(ストローク・ゲインド・ティ・トゥ・グリーン)では6位(2018年は187位)と、ショット力が世界でも上位にあることを示しています。

ドライバーの飛距離とフェアウェイキープ率の順位を合計したトータルドライビングのランキングもPGAツアー全体で4位。まだ始まったばかりではありますが、たびたび報道されてきたエースドライバー破損に伴う不調からは脱却した、あるいはしつつあるのではないかと思います。

優勝した日本シリーズのスタッツを見ても、フェアウェイキープ率は7位タイ、パーオン率は1位タイと、PGAツアーでのスタッツが伊達ではないことを証明しています。来年はPGAツアーの優勝選手として活躍し、日本ツアーでは若手に対する高い壁として、ますます存在感を高めていってもらいたいです。

小平選手のショットが世界基準。それを目の当たりにし、理解することは、若手のプロたちにとって非常に有意義なことではないでしょうか。

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