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名前は似てても性格も似ているとは限らない。ゴルフクラブ“兄弟モデル”でも内部重心設計は大違いな理由

12/3(月) 20:30配信

みんなのゴルフダイジェスト

ツアー投入以降、多くの契約プロを優勝に導いているスリクソンのZ585・Z785ドライバー。このドライバー2種のヘッド計測データを調べてみると、その特徴は大きく異なることがわかる。その理由は?

稲森佑貴はZ585ドライバーを実戦投入して2試合目の「日本オープン」で優勝、Z785ドライバーは「ISPSハンダマッチプレー」で頂点に立ったタンヤゴーン・クロンパや、「マンシングウェアレディース東海」で悲願の初優勝を遂げた香妻琴乃の勝利に一役買っているなど、今年男女ツアーで注目を集めたクラブにダンロップの「スリクソンZ85」シリーズがある。

このZ585とZ785、名前は似ているがその中身は“大違い”。それは「ヘッド計測データ」を見れば明らかだ(表1)。

中でも、より大きな違いとして挙げられるのは「重心距離ですね」と、プロゴルファーの中村修。

「重心距離とは、シャフトの軸線上から芯までの距離のことです。この数値で変化するのはヘッドの返りやすさ。重心距離が短ければヘッドが返りやすい=フェースコントロールがしやすい。長ければヘッドが返りにくい=直進性が高い、といった具合です。つまりZ585はフェースが緩やかに返りながら打つドライバー、Z785はフェースを積極的に返していくドライバーということがヘッドデータからわかります」(中村)

もう一つ中村が注目したのは「重心深度」だ。重心深度とは芯からヘッドの重心までの距離のことを指すが、これで何が変わるのだろうか。

「重心深度が浅ければ強くてスピン量の少ない球になり、深ければスイートエリアが大きくなって寛容性が高くなります。Z585が37.2ミリ、Z785が35.9ミリと、Z785の方がやや浅めの位置に重心があるので、球の強さではZ785に軍配が上がりそうです。ただその分ロフトやヘッドスピードが必要になってくるでしょう」(中村)

最近のドライバーでいえば、本間ゴルフのTW747 460とTW747 455、タイトリストのTS2とTS3のように、同じプロモデルドライバーでも、「ヘッドの投影面積が大きい、直進性の高いモデル(TW747 460、TS2、Z585)」と、「ヘッドの見た目がシャープで、操作性の高いモデル(TW747 455、TS3、Z785)」の2本をラインアップするケースが増えている。その理由を、中村はこう分析する。

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