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夜にゲームを優先、ミルク与えず乳児が衰弱死…痩せるも医療機関を受診させず 夫婦が認める/さいたま地裁

2018/12/3(月) 22:59配信

埼玉新聞

 埼玉県桶川市で昨年10月、十分な食事を与えず当時1歳の三男を衰弱死させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われた、同市の会社員の夫(25)と妻(25)の裁判員裁判の初公判が3日、さいたま地裁(田尻克巳裁判長)で開かれ、夫婦は起訴内容を認めた。

1歳男児に十分な食事与えず…衰弱死させた容疑、両親を逮捕 ほかに長男と次男、健康状態に問題なし/桶川

 検察側の冒頭陳述によると、夜間にオンラインゲームをするなどしていた夫婦が三男にミルクを与えなくなったのは2016年10月ごろから。三男が痩せ始めていることを認識してからも、互いに十分なミルクを与えたり、医療機関を受診させたりすることはなかった。検察側は「一人では何もできない乳児には夫婦以外に保護する人がいないにもかかわらず、自分の都合を優先させて死亡させた」と指摘。「適切な医療機関を受診していれば命を救うことができた」と主張した。

 弁護側は「暴力を振るうなどの虐待とは違い、親の能力的な問題で十分な育児ができず、結果的に育児放棄(ネグレクト)になってしまった」と主張。事件発覚まで行政機関などに相談をしなかった点については、「妻が対人恐怖症で、第三者への相談が困難だった」と述べた。

 起訴状などによると、夫婦は17年9~10月ごろの間、当時1歳の三男の栄養状態が悪化していることを認識しながらも、十分な食事を与えたり適切な医療措置を受けさせたりすることなく放置し、10月9日、三男を低栄養状態により死亡させたとされる。

最終更新:2018/12/4(火) 23:52
埼玉新聞

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