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フェイクニュースは憎悪と嘘で拡散する だから、韓国ネタが狙われる

12/4(火) 17:04配信

BuzzFeed Japan

インターネット誕生前から、フェイクやヘイトに分類される情報は存在し、口コミや紙、電波で広がった。ネット時代となり、それはかつてと比べものにならないほどの拡散力を得た。ネットの発展がなぜ、フェイクとヘイトを煽るのか。それに対しメディアはどう対応してきたのか。

日本で始まった本格的なフェイク&ヘイト

2017年1月17日、衝撃的な「ニュース」がネットで話題となった。「韓国、ソウル市日本人女児強姦事件に判決 一転無罪へ」という見出しの記事(現在は削除)は、以下のように伝えていた。

<ソウル市裁判所にて日本人女児を強姦したとして起訴されたイ・ムヒョンに判決が下され、一審の判決を覆す無罪が言い渡された。事件は二〇〇〇年に日本から観光を目的として訪れた四人連れ家族のうち、一一歳と九歳の姉妹がムヒョンに強姦されたというもの>

キム・ジュン裁判長は「被告が真の犯人である可能性は極めて高く、他に犯人がいるとは考えられないが、被害者が日本に帰国したため罪を無理に罰する必要もなく、無罪が妥当と考えられる」と述べた。

女児強姦という凶悪事件で、犯人である可能性は高いのに「被害者が日本に帰国したため罪を無理に罰する必要もない」という理由で無罪判決が出たとしたら、大変な問題だ。

この記事はフェイスブックやツイッターで「韓国の判決は許せない」と日本人ユーザーの怒りを呼び、2万件以上シェアされた。私も知人がシェアしたこの記事を読み、疑問を感じた。こんな判決がありうるのか。なぜ、こんな重大ニュースを「大韓民国民間報道」という、見たこともないサイトが報じているのか。

BuzzFeed Newsの記者が調べた。すると、不思議な点がいくつも見つかった。このニュースを報じている報道機関は他になかった。外務省に問い合わせたが、該当する事件の記録もなかった。「大韓民国民間報道」のドメインは、このニュースが配信された1日前に取得されたばかりだった。そして、サイトが掲載している記事には間違いなどが次々と見つかった。

BuzzFeed Newsはすぐに「大量拡散の『韓国人による日本人女児強姦』はデマニュースかサイトは間違いだらけ」と題する記事を配信した。そして、このサイトの運営者を突き止め、直接会ってインタビューすることに成功した。

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最終更新:12/4(火) 17:04
BuzzFeed Japan

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