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何げなく始めたダイエット…カロリーにおびえ、高1で24キロ 今思う「やせているって本当にいいこと?」

12/7(金) 7:02配信

withnews

 なんとなく始めたダイエットで、まさかふつうに食べられなくなるとは思わなかった――。東京都内に住む高校2年生の女性は摂食障害で一時24キロまで体重が減った。今も「食べる」ことに怖さがあるが、入院や部活動に打ち込む日常を通じ、「やせているって本当にいいことなの?」と疑問を抱き始めています。(朝日新聞記者・水野梓)

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「肥満度がマイナス」の自慢を聞いて

 ダイエットを始めたのは中学3年生の頃。150センチで体重は45キロほどだった。6月にある修学旅行でお風呂に入るときに、「やせていた方がいいな」と思った。

 以前、健康診断で配られた結果に載っていた「肥満度」はわずか数パーセントだったと記憶している。学童では20%以上~30%未満が「軽度肥満」とされるが、クラスメートが「私は肥満度がマイナスだった」と話すのが、自慢気に聞こえた。

 友達2人はやせていてかわいいとも感じていた。「私は太ってるんだな」。食事の量をだんだん減らすようになった。

 給食は「1食800キロカロリーもあるんだ」と驚いた。白米、おかずの量を減らした。それでも気が済まない。両親が共働きだったので、夏休みに入るといくらでも食事を減らせた。

 7歳下の妹の食事量と比べてしまう。クラスのほかの子が少ししか食べないと、「私ももっと減らさなきゃ」と焦るようになった。

一時は24キロ 消化器官も弱って

 夏ごろには、生理がとまった。母に連れられて産婦人科を受診したが「食べれば戻るから」と言われるだけ。メンタルクリニックでようやく「拒食症(摂食障害)」と診断された。

 体重が30キロ台になり、高校1年の6月から自宅療養をしたが、夏休みには体重が24キロまで減った。座布団から立ち上がるにも、階段を上るのにも手助けが必要だった。何かを口にしても消化できない。

 ハッキリした記憶がないまま、気がついたら病院のベッドの上だった。幻聴が聞こえ、うわごとを言うようになり、入院していた。すると一時的に、まるでスイッチが入ったように、シュークリームなど手当たり次第に食べ物を口に入れた。

 白米やおかずを、少しずつ、口にするようにした。体重が30キロ台に戻って退院した。

 9月後半には午前中だけ高校に登校できるようになった。徐々に食べる量が増えて、今年1月には学校に戻り、6月からは管弦楽の部活動にも復帰できた。

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最終更新:12/7(金) 7:02
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