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原発審査ヒアリングをAIで文書化し公開 原子力規制委が2019年4月から

12/5(水) 20:08配信

毎日新聞

 原子力規制委員会は5日、電力会社の担当者らから非公開で審査資料などの事前説明を受ける「ヒアリング」について、人工知能(AI)技術で職員とのやり取りを文字起こしし、ホームページで公開する方針を決めた。来年4月から試験運用を始める。

 規制委は審査会合をテロ対策など一部を除き公開してきたが、ヒアリングは議事概要や資料の事後公表にとどまっていた。このため規制委の委員から「ヒアリングが実質的な事前審査となってしまい、審査全体の透明性が失われないようにしてほしい」などと要望が出ており、対応を検討していた。

 原子力関連の議論は専門用語や略称が多いが、過去の公開審議の議事録をAIに学習させた結果、9割程度は正確に自動文字起こしできるようになったという。

 文字起こしされた内容は公文書として扱われるが、注釈で作業の自動化によるミスがあることを明記する。当初はヒアリングの模様を撮影し、動画を公開する方針だったが、コストなどを理由に見送った。公開の審議会の議事録は職員や関係者の確認後に公表されており、動画も視聴できる。

 規制委の事務局の原子力規制庁によると、非公開のヒアリングは年間約4800回、1万時間以上実施されている。【岩間理紀】

最終更新:12/5(水) 20:08
毎日新聞

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