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アップルは優柔不断? 結局、iPhoneの販売台数は重要なのだろうか

2018/12/5(水) 20:12配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

筆者は今、混乱している。

アップルは当初、iPhoneの販売台数を心配する必要はないと述べた。しかし今になって(心配している人がいるようだからか)新しいiPhone XRのセールスは順調と語った。iPhone XRはベストセラーとのことだ。

結局、我々はiPhoneの販売台数を気にした方が良いのか、それとも気にしなくても良いのか? 少しややこしい。

11月はじめ、アップルが製品の販売台数を今後は開示しないと発表した時、筆者は不満を覚えた。筆者が知る限りでは、アップルはiPhoneや他の製品の売り上げを四半期ごとに教えてくれていた。

その数字は、投資家、アナリスト、そして筆者のような記者がアップルのビジネス、そしてテック業界の動向を理解する手助けとなった。我々はその数字をもとに、マーケットシェア、スマートフォンの平均購入価格、テック製品市場の変化の推移を把握できた。

販売台数の開示をやめる理由は理解できる

とはいえ、販売台数の開示をやめる理由は理解できた。アップルの競合はどこも販売台数を開示していないため、1社だけ開示を続けることによって、おそらく競争において不利な立場に置かれてしまうのだろう。

さらにアップルのビジネスはより進化したため、もはやiPhoneの販売台数は、売上高や利益に直結していない。

販売価格を上昇させているおかげで、販売台数が以前と同等、あるいは減少しても以前と同等の売り上げを達成できる。利益を伸ばすことも可能だ。

そしてサービスビジネスの重要性が大きくなっている中、売り上げは端末の売り上げだけで決まるわけではない。

だから、筆者はアップルが販売台数の開示をやめる理由を十分理解できた。とはいえ、販売台数の代わりに、同じような、できればよりビジネスに関連した情報を開示して欲しいとも思った。

例えば、サブスクリプションビジネスやサービスビジネスの企業のように、ユーザー1人あたりの年間平均売り上げのよう情報を開示してもらえると、とてもありがたい。そうした情報は役に立つだろう。

だが分かった。アップルは販売台数のことは完全に忘れてほしいのだ。

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最終更新:2018/12/5(水) 20:12
BUSINESS INSIDER JAPAN

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