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「マネージの意味が“管理”? ハズレです」田端信太郎が語るマネジメントの本質

12/5(水) 12:05配信

新R25

社会人になって数年たったR25世代のビジネスマン。

後輩ができてきたり、ちょっとしたチームのリーダーを任せられたりする機会も出てきたはず。

実力に自信はないけど、ちょっとは先輩らしいところも見せなくては…。でも、いわゆる「マネジメント」なんてしたことないから、どうしたらいいのかわからない!

そこで、“新R25レギュラーズ”田端信太郎さんに「マネジメント超入門編」を教えていただきました。

〈聞き手:天野俊吉(新R25編集部)〉

天野:
今日は、R25世代のために、田端さん流の「マネジメント」についてお伺いしたいんです。

田端さん:
いいテーマだね! これは深いですよ!

(※「いいテーマ」「いい質問」は田端さんがテンション上がったときの口癖です)

マネジメントってそもそもなに? 「“管理すること”ではない!」

田端さん:
まず、マネジメントとは何なのか…という話からしようか。

そもそも、「Manage」ってどういう意味か知ってます?

天野:
え? えーと、管理とか運営とか…でしたっけ。

田端さん:
ハズレです。

日本語だとマネージャーを「管理職」とかいうからそういう誤解をしやすいんだけど、英語で一般的にいう「Manage」って「あちらを立てればこちらが立たずの状況を“何とかやりくりする”」っていう意味が強いんですよ。

天野:
英語が苦手でお恥ずかしいです…

田端さん:
よく「お前、任せてる仕事大丈夫なんだろうな?」って聞かれて、「I can manage this situation」=「何とかしますよ」みたいに言うんだよ。

仕事において直面する困難を「何とかして乗り越える」のがマネジメント。「管理職のオッサン」みたいなイメージで、部下をエラそうに上から“管理”することがマネジメントじゃないんです。

具体的にどう「何とかする」のか…というと、たとえば付加価値の高いマネジメントの代表例として、組織で取り組んでいる仕事の“前提条件を変える”と考えてください。

私がやっている有料サロン「田端大学」でも課題図書として取り上げた『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』(日経BP社)というマネジメントの名著に、喫茶店で朝食セットを提供するという例が出てくるのね。

天野:
朝食セットですか。

田端さん:
トースト、ゆで卵、コーヒーというセットを出すとして、自分がその店をマネジメントするとなったら、やらなきゃいけないのは「工程のなかにあるボトルネックは何か」を見つけて、解消すること。

たとえばパンを焼くのに時間がかかってて客がさばけないなら、「トースターをもう1個買おう!」って発案する。卵をゆでるのが手間なら、「ゆでてある卵を仕入れよう!」もいい。

目の前の仕事にとらわれてると「必ずこうしなきゃ」「なんとか頑張らなきゃ」って思いがちなんだけど、そういうときに、無意識に持っている「前提条件」のように見える思い込みを取っ払って、「アウトプットが同じなら、別に店のキッチンで生から卵ゆでる必要ないよな?」って発案することがマネジメント。

アイデアを創出して選択肢を作り出し、最適なものを選ぶのが大事なんです。

トースターを待ってるウェイターの列を監視してピッピッと笛吹いて、「お前、横入りするな!」とか言うのが仕事ではないんですよ(笑)。

天野:
ほ~、「発案」か…!

「管理する」みたいなイヤなイメージがありましたけど、クリエイティブな仕事なんですね。

田端さん:
発案するためには、実際に手を動かしている厨房担当やウェイターに話を聞いて、ボトルネックが何なのかを見つけ出すことが必要になってくるよね。

そのためには面談とかする必要もあるでしょう。だからこそ、現場の話を聞くことが、マネージャーにとってとても大事になってくるわけ。

…ざっくりいうと、これがマネジメントの基本的な考え方です。

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最終更新:12/5(水) 12:05
新R25

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