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PayPay「100億円」に人が殺到、サーバーダウン混乱の現場を見た ── 週末は大混乱か?

12/5(水) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

ゲーム機が6割、アップル製品などが4割

開店と同時に6割ほどがゲームフロアへ向かい、その様子を追ってみたところ、「Nintendo Switch」を買う人 ── おそらくは月末の「サンタさん」が多くいた。

また、若い利用客は12月7日発売のSwitch対応タイトル「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」に備えてだろう。ただ、ひとりだけ複数台を抱える人がいたのも付け加えておく。子だくさんかもしれないのだが。

キャンペーン開始前は転売目的の購入が多いのではないかと話題だったが、年始の福袋などのような混沌とした雰囲気はなかった。3万円以上の購入の場合は本人確認があるほか、ネット通販は対象外であるといった制限が効果的だったのではないだろうか。客層についても出勤直前のサラリーマンや、自営業者、学生風といった顔ぶれだった。

とはいえ、メルカリなどのフリマアプリに並ぶアップル製品のこのタイミングでの増加ぶりは、100億円あげちゃうキャンペーンとの連動性は感じる。露骨な「買い占め」は難しいキャンペーン仕様であるため、ある程度は抑制することができた、とも言えるのだが。

さて、ゲームフロア以外に向かった残る4割の利用客は白物家電とカメラ、アップル製品といった具合で、比較的単価の高い製品に集中していた。平日開店直後としては妙に客数が多く、総じてスマートフォンにはPayPayアプリが表示されており、マーケティングとしては成功と言えるし、店舗内でのアピールも目立っていた。

ビックカメラが採用したユーザースキャン式はかなり煩雑

筆者も実際にビックカメラで取材備品を購入しつつ、PayPayを試してみた。

12月4日現在、ビックカメラでPayPayを使用する場合は、いわゆる「ユーザースキャン方式」となる。関係者の話によると、本来はコード識別でスタートを切りたかったそうだが、間に合わずしばらくはユーザースキャン方式なのだそうだ。

ユーザースキャンは、まずユーザーがレジ脇にあるQRコードを読み、それからレジに表示されている金額を入力。決済処理が終了してから、店員が決済番号を確認する……というように、従来の決済方法と比べて煩雑だ。

このとき、スマートフォンを店員に渡して決済番号を確認してもらう流れで、心理的な抵抗を強く感じた。

単純に決済番号のフォントサイズが小さいことが原因なのだが、この点は検討しなかったのだろうか。店員側も決済番号の確認が手間のようだった。

別のビックカメラでも購入をしつつ店員に話を聞いてみたところ、開店からPayPayの使用率はほぼ100%となっており、店員側としては独特の決済フローには慣れたが、ユーザーが入力に戸惑うことが何度かあったそうだ。

この時点で同店員は夕方以降と週末の心配をしていた。スマートフォン自体の操作に不慣れな人の割合が増えるだろうという点からだ。ビックカメラのアプリでバーコードを表示、次にクーポンのバーコードを表示、それからPayPayアプリにタスクを切り換え……といったフローはスマートとは言えないし、意外とユーザー側への負担も高い。

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最終更新:12/5(水) 14:31
BUSINESS INSIDER JAPAN

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