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2019年4月にスタートする「専門職大学」って何?大学や専門学校との違いやデメリットは?

2018/12/5(水) 12:22配信

ファイナンシャルフィールド

産業界の要望により短大以来55年ぶりに大学制度の中に新たに専門職大学が加わりました。大学・短大、専門学校とどのように違うのか、どのような特徴があるのかを保護者も高校生も知っておく必要があります。ポイントを解説します。

専門職大学って何?

産業構造の急激な転換などの経済社会の状況や高等教育をめぐる状況の変化などを踏まえ、今後の成長分野を見据えて、「高度な実践力」と新たなモノやサービスを創り出す「豊かな創造力」を兼ね備えた新しいタイプの人材育成の強化が急務とされています。

専門職大学は、農業、情報、観光、医療、保健、クールジャパン分野(マンガ、アニメ、ゲーム、ファッション、食など日本が強みとする諸分野)などのリーダーになれる人材を育成するための実践的な職業教育を行う高等教育機関です。

ひとことで表現すれば、大学と専門学校のそれぞれの良さを融合した学校といえます。

大学・短大との違い

大学では、通常、1.2年で教養科目を学び、3.4年で専門科目を学びます。専門教育と教養教育や学術研究を併せて行いますので、学問的色彩の強い教育が行われる傾向にあります。

専門職大学では、学術的知識だけでなく、実践的能力の育成が重視され、長期の企業での実習などを含め、現場と連携した、より実践的な教育が行われます。

具体的には、必要な専任教員の4割以上は実務家教員とし、その半数以上は研究能力を併せ有する実務家教員でなければなりません。

卒業要件単位の概ね3分の1以上を実習等で修得、長期の企業内実習(インターンシップ)が必須化(4年で600時間以上)されています。

授業を行う学生は原則40人以下です。なお、社会人にも学びやすい履修形態になっています。社会人の場合、入学者の実務経験を通じた能力習得を勘案して、一定期間を修業年限に通算できます。

専門学校との違い

専門学校は、美容師など特定の職種に必要となる知識や技能を身につけることができる高等教育機関です。 専門職大学は、専門学校ではなく、大学の中に位置づけられています。

したがって、卒業時に学士の学位が取得できます。

専門学校では、専門士や高度専門士の称号が取得可能です。専門士は大学への編入資格、高度専門士は大学院への入学資格になります。専門職大学では、業界でのリーダーになれる人を養成するため、専門学校よりも実践的な職業教育が行われます。卒業時に学士の学位が取得できます。

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