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高品質の子牛増産、農福連携  農業改良普及活動の成果発表 鹿児島県奄美群島

2018/12/5(水) 13:01配信

南海日日新聞

 鹿児島県大島支庁農政普及課主催の「2018年度農業改良普及活動成果発表会」が4日、奄美市名瀬の同市農業研究センターであった。▽肉牛経営体の育成▽野菜の生産振興支援▽かんきつ類の振興による新規就農者育成―について、農家への技術指導に携わる同課職員が発表。高品質の子牛生産増や、農業に参入し野菜生産に取り組む福祉施設での技術向上など効果を報告した。発表内容は地元農家や市町村の農政担当職員らが評価し、19年度の普及指導計画に反映させる。

 肉牛経営体の育成については、坂元文昭技術指導員が発表した。それによると、子牛の商品性向上に向け、奄美市笠利町と喜界町の競り市での成績を農家に還元し、出荷牛の発育調査や栄養度調査を実施。重点支援農家への定期的な飼養管理指導も行った。

 その結果、出荷牛全般で出荷体重や日齢体重が増え、発育の良い牛が増加。重点支援農家でも県のマニュアルに沿った育成指導で同様の傾向が見られ、販売額増加につながったという。それらも踏まえ、発育良好な子牛育成管理技術の普及を今後の課題に位置付けた。

 立和田俊明技術員は、農業参入に取り組む障がい者支援施設への経営支援などについて発表した。モデルの3施設のうち2施設が認定農業者に認定され、うち1施設は障がい者支援施設として奄美群島で初めて「かごしまの農林水産物認証」(K―GAP)を取得したと報告した。

 会場の施設関係者は「ものづくりに対する施設利用者の意識が高まり、自信にもつながった」との声を寄せた。

 瀬戸内駐在の松尾至身技術専門員は、かんきつ類の新規就農者育成へ向けた計画密植栽培や、果樹の上部摘果による隔年結果対策など技術指導と成果を報告した。

 発表会には奄美大島、喜界島の市町村の農政担当職員、農業従事者ら約40人が参加した。

奄美の南海日日新聞

最終更新:2018/12/5(水) 13:01
南海日日新聞

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