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人材不足に悩む県内企業 外国人材受け入れの現状は/富山

2018/12/5(水) 21:20配信

チューリップテレビ

 外国人労働者の受け入れ拡大にむけた法案は国会で与野党の攻防が今週、ヤマ場を迎えています。
 県内でも外国人労働者の数は年々増加していて人手不足の企業では貴重な戦力となっています。
 県内の現状を取材しました。

 「在留資格のところで気をつけなければいけないこと」(高岡商工会議所講師)

 先月29日、高岡市でひらかれた外国人材の活用セミナー。
 県内でも人手不足に悩む製造業を中心に、外国人の採用に関心のある企業が参加しました。

 「育てるじゃないですけど、ともに成長していけたら」「5日は勉強しにきました」(女性)
 「技能実習生を受け入れていますので、それのリーダー的存在となればと思います」(男性)

 立山町の丸新志鷹建設です。
 1994年から毎年ネパール人の研修生を受け入れ、10年間で80人以上に建設の技術を教えました。
 こちらの男性はネパール人の正社員、サンディップ・アディカリさんです。
 サンディップさんは関東地方の大学院に在籍していたとき、丸新志鷹の求人をインターネットで発見。
 仕事内容に惹かれメールを送り、入社が決まりました。
 「ネパールから来たとはいえ、東京に住んでいたので、ここに来たときはショックがありました」(サンディップさん)

 現在は国際事業部でネパール支店の進捗確認や国内外の仕事の調整役を担っているサンディップさん。
 今、ここまで仕事ができるのは周囲の協力があったからだといいます。
 「私がなんで富山で暮らせるかって言うと、会社、上司、みなさん。仕事のことも家族のことも助けてくれるので。出張するときも助けてくれる。そういうのがあり心配することなく暮らせます」(サンディップさん)
 「建設業は人手不足であります。そんな中で外国人に来ていただいて、手助けしてもらうのは1つの方法。我々も感謝の気持ちをもって」(総務部長)

 射水市の特別養護老人ホーム射水万葉苑です。
 今年は4人の新入社員が入りました。
 この日は朝から入居者と一緒に体操をしたり水分補給のため牛乳やジュースを飲ませたりしました。
 「利用者の方々のありがとうとか、朝、待ってたよとか、言ってもらえると、すごい気持ちがうれしくなるんです」(新入社員男性)
 「介護は大変ってイメージしかなかったんですけど、利用者の人と園内行事とかで寄り添ったりとかおもしろい。そこがギャップですね」(女性)
 この施設では、高校生を積極的に採用して人材を確保していますが、将来的には外国人労働者に頼らざるを得ないと考えています。
 「今のところはおかげさまで従業員も職員も充足しているが、このあとはどうなるかということで」「(県内では)なかなか各施設、満足できるぐらいの職員の確保ができない。これはどうしても海外のみなさんにお願いせんきゃいかんかなと」(施設長)

 厚生労働省の調査では、県内の外国人労働者数は年々増えていて現在は1万人に迫っています。
 こちらの日本語学校には、日本での就職や進学を目指す多くの外国人が通っています。
 数年前までは中国人が多くいましたが現在は、ネパール人とベトナム人で7割以上を占めています。
 「日本の企業に入って経験を積んで、将来的にはネパールで働きたい」(ネパール・スッパソニさん)
 ただ、入社後の日本語教育については課題もあるといいます。
 「(企業によっては)受けいれたはいいけど、日本語教育についてはほったらかし」「色々なところはまだ難しいと思いますけど」(学院長)

 人材不足のなかでニーズが高まる外国人労働者。
 受け入れ拡大にむけてはコミュニケーションをはじめ、技能の向上と周囲の理解と協力が大切になりそうです。

チューリップテレビ

最終更新:2018/12/5(水) 21:20
チューリップテレビ

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