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ゴールドマンが分析、来年もリスク調整後投資リターン弱い年に

2018/12/5(水) 0:35配信

Bloomberg

ゴールドマン・サックス・グループは経済成長の減速と中央銀行のバランスシート圧縮、繰り返されるボラティリティー上昇で、2019年もまた、リスク調整後の投資リターンが弱い年になると予想している。

クリスチャン・ミュラーグリスマン氏らゴールドマンのストラテジストは3日のリポートで、マルチアセットのグローバル・アロケーション・ポートフォリオについて、「19年に改善はするが依然低いリターン」が予想されると分析。さまざまな資産クラスのバリュエーション低下は中期的見通しを改善させたが、「19年に予想される弱いマクロ環境の下で、潜在的なリターンは限定的となる公算が大きい」と指摘した。

18年は金融政策の正常化や関税合戦の脅威、中国の景気減速や企業利益頭打ちへの懸念といった厳しい状況の中で、債券も株式に対する十分なヘッジとはならず、典型的なポートフォリオ戦略である60ー40の配分も鉄壁ではない。

ゴールドマンのストラテジストらは依然、株式のオーバーウエートを勧めているが、ベンチマークよりも高い現金比率を推奨するとともに、債券のアンダーウエートを提案している。チームは先週、クレジットの判断をアンダーウエートに引き下げた。

来年前半についてのリポートでは、「債券のリスク調整後のリターンは弱いと引き続き予想している。利回り上昇と信用スプレッド拡大への圧力が強まる中で、債券についてマイナスリターンを予想する」としている。来年後半については、債券に対して「弱気になる理由は減るかもしれない」として、米10年債には「成長減速がさらに深刻化する、あるいは株式引き揚げが拡大する事態となればリプライスの余地が生じる」と分析した。

リスク調整後のクロスアセット投資リターンは今年、壊滅的というにはほど遠いものの、危機の期間を除いた過去四半世紀で最悪の年に数えられるだろうと、ストラテジストらは予想した。

原題:Goldman Sees Another Weak Year After a Lousy 2018 (1)(抜粋)

Chris Anstey

最終更新:2018/12/5(水) 0:35
Bloomberg

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