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ゴールドマン、1MDBに関係するスイス銀と16年に取引-関係者

2018/12/5(水) 13:48配信

Bloomberg

マレーシアの政府系投資会社1マレーシア・デベロップメント(1MDB)の汚職スキャンダルに関係する実態の不透明なスイスの銀行と米銀ゴールドマン・サックス・グループが取引し、ゴールドマンが思いがけない損失にさらされたことが明らかになった。

スイスの銀行ファルコン・プライベート・バンクは、1MDBからの多額の資金の流出経路となっていた疑いが2015年末に浮上し、一連のスキャンダルで同行が果たした役割が焦点となった。シンガポール当局は翌年7月までに同行でマネーロンダリング(資金洗浄)規則への「重大な違反」があったと認定した。

事情に詳しい複数の関係者によれば、ドイツ人起業家のラース・ウィントホルスト氏の勧めで、ゴールドマンはその数週間後にファルコンとの取引に入った。この取引は失敗し、ゴールドマンが数百万ドルの損失に一時さらされ、解雇した幹部が同行を相手取り訴訟を起こす事態に発展した。内部統制に厳しい目が注がれることを避けるため、ゴールドマンが自分をスケープゴートにしたと幹部は主張している。

取引は16年8月に行われた。同年10月までにシンガポール当局はファルコンの免許を取り消し、支店マネジャーを逮捕した。ゴールドマンがその後さらにファルコンとの取引に関与した気配はなく、ファルコンは仮想通貨とデジタルプライベートバンキングに軸足を移した。

ゴールドマンとファルコンの担当者は、コメントを控えている。

原題:Misfired Goldman Trade in 2016 Involved Firm Tainted by 1MDB (1)(抜粋)

Sridhar Natarajan, Luca Casiraghi

最終更新:2018/12/5(水) 13:48
Bloomberg

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