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【LPGA新人戦 選手紹介】渋野日向子「自分よりうまいプロが練習しているのに下手な自分はやめられない」

2018/12/6(木) 9:28配信

ゴルフ情報ALBA.Net

12月6~7日の日程で開催される「LPGA新人戦 加賀電子カップ」。近年稀に見るスコアの伸ばし合いとなった2018年LPGAプロテストを突破した第90期生・21名が出場するが、それぞれの選手の個性を紹介する。

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岡山県岡山市出身。1998年生まれの“黄金世代”渋野日向子は、陸上選手だった両親のもとで育った。8歳からゴルフをはじめ、幼稚園時代の友達の父がインストラクターをしていたパルグリーンゴルフクラブで練習に励んだが、同時に少年団でソフトボールもプレーする“スポーツ少女”だった。

中学にあがっても、ゴルフの練習と並行して、野球部に所属。だが、2年のときに「監督が“ゴルフ一本のほうがいい”とアドバイスをくれて…」とゴルフに専念することになった。

岡山県ジュニア(中学女子の部)3連覇という実績を引っさげ、藤本麻子、東浩子らが門を叩いた地元の強豪校・作陽高校に入学すると、1年生の時に「中国女子アマ」優勝。だが「全国ではなかなか活躍できなくて、プロへの自信はなかったんです」というのが当時の心境だった。それでも高校3年時にゴルフ部の監督に進路を相談した時、「“お前がテストを受けないで、誰が受けるんだ”っていってもらえたので…」と激励を受け、プロテスト受験を決断した。

初受験年は、最終テストで失敗。「二次テストがトップ通過で“絶対に受かる!”と思ってしまった。周りからもそう言われて、自分でも“大丈夫だろう”って。浮かれて、気が抜けていた部分があったんだと思います」。

もちろん悔しさはこみ上げたが、QTへ向けて、すぐ気持ちを切り替えた。サードで敗退となったが、10月からツアープロコーチの青木翔氏から指導を受けはじめ、「取り組み方が変わりました。コーチはすごくはっきり言ってくれる。“今までとは違う人だ!”と思った」と手ごたえを感じていた。

QTランキング132位で迎えた今季は、序盤の「パナソニックオープンレディース」では最終日最終組を回るなど(※結果は5位タイ)、たびたび上位争いに顔を出す安定感を誇った。唯一出場したレギュラーツアー「アース・モンダミンカップ」では予選通過はならなかったものの、600万円が懸けられたパー3でホールインワンを達成し、見事賞金をゲットする強運ぶりも披露した。

「初のシーズンですが、特に気負うこともなく回れました。でも、優勝争いになるとやっぱり弱さが出ました。日医工の最終日は焦りましたね。途中に首位に浮上してから、残り4ホールで3つ落として自滅でしたから。でもその後は、最終日に伸ばすことができるようになりました」

悔しい経験を糧にできていると渋野。7月末の2度目の最終プロテストでも、確実に半年間のツアー経験が生き、トータル10アンダー・14位タイで見事合格を果たした。

同い年で一緒に練習ラウンドをするなど仲の良い大里桃子が、プロテスト直後にツアー初優勝。また同じコーチに師事し、今季初シードを決めた1歳上の大出瑞月からも刺激を受けている。

「みーちゃん(大出)にはすごい勉強させてもらっていますし、自分よりうまいプロの人たちが練習しているのに、下手な自分はやめられないですから。この一年間で自分の変化を実感できています」

スポーツ女子、というイメージ通り、ハキハキとした陽気な性格。「ラウンド中は怖い顔をしてるといわれますが、終わると結構しゃべります(笑)。笑顔の絶えない、みんなに憧れてもらえるような強いゴルファーになりたいです」。話していて気持ちがいい、自然と応援したくなるのが渋野日向子というプレーヤーの魅力だ。

渋野日向子
〇1998年11月15日生まれ
〇出身地:岡山県岡山市
〇身長165センチ、体重62キロ
〇血液型:AB型
〇ゴルフ歴:8歳~
〇趣味:習字(初等師範。10年くらい)
〇スポーツ歴:ソフトボール、野球
〇目標とするプロ:鈴木愛、前田陽子、大出瑞月

(撮影:ALBA)<ゴルフ情報ALBA.Net>

最終更新:2018/12/6(木) 9:28
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