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顔合わせ耳を傾け 北海道地震6日で3カ月

12/6(木) 0:22配信

毎日新聞

 最大震度7を記録した北海道胆振東部地震から6日で3カ月になる。36人が亡くなり多くの住家が損壊した厚真町では、これまでの調査で応急仮設住宅で暮らす3人に1人が「継続支援が必要」と判断され、住民が体調を崩したり孤立化したりしないよう町による巡回相談が続く。

 前日までの暖かさから冬らしい寒さが徐々に戻ってきた5日昼、同町表町の仮設団地に3人で暮らす高橋紀之さん(78)方を、町社会福祉協議会の生活支援相談員の横山則子さん(60)とケアマネジャーの中井佳子さん(48)が訪ねた。

 「防災無線は聞こえますか」との問いに高橋さんが「元の家から持ってきていないよ」と答えると、横山さんは「すぐに用意しますね」と応じた。中井さんは健康状態を尋ね、血圧を測定。高橋さんは「困ったことが起きないように対応してくれ、とても助かる」と感謝した。

 仮設住宅への入居が始まって約1カ月。避難所から移りほっとする一方で、入居者の主婦(66)は「ずっと中にいると体がこわばり、気もめいってしまう」。仕事がない日は朝に約5キロの散歩をしているが、「雪が積もったら歩けなくなるかも。他の方法も考えないと」と漏らす。

 町によると5日時点で、8カ所の応急仮設住宅に121世帯275人が入居。1期分82世帯144人の調査で、高齢の1人暮らしや要介護などを理由に50人が継続的に支援が必要と判断された。

 体調面に加え、町社協の村上朋子・生活支援係長は「お金や生活など目の前の心配、未来の不安から、重たい気持ちを抱えている人がとても多い」と指摘。来週にも各仮設で人が集まる「サロン」の顔合わせ会を開き、悩みや生活の工夫について話し合える場づくりを進める予定だ。【源馬のぞみ】

最終更新:12/6(木) 0:22
毎日新聞

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