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高輪ゲートウェイ駅定着は…“カタカナ付き最長”ゆえの不安

12/6(木) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

「一般に定着するの?」――。こんな声が上がっているのが山手線の新駅「高輪ゲートウェイ」だ。

 同駅は田町―品川間に整備中で、2020年春に開業予定だ。駅名は一般から公募し、1位「高輪」、2位「芝浦」、3位「芝浜」の順だった。この結果をもとに駅名選定委員会が高輪ゲートウェイと命名した。

 山手線が環状運転を開始したのは1925年。95年目にしてカタカナ交じりの駅名が誕生することになるが、気なるのはその長さだ。山手線の駅名をひらがなにした場合、最長は浜松町の7文字。これに6文字の高田馬場、西日暮里、新大久保が続く。高輪ゲートウェイは10文字だ。

「ちょっと長すぎますね」とは交通ジャーナリストの間貞麿氏。

「山手線はビジネスなどの中心なので利用者は忙しい。フルネームで発音するのは面倒だから、いずれ『タカゲー駅』と短縮したり、『山手線の高輪駅』と呼ぶことになりそうです。この名前は東京五輪も意識し、東海道の玄関口や世界へのゲートなどの意味が込められているようですが、ちょっと紛らわしい。外国人は高輪という大型施設があって、その入り口だと勘違いするでしょう」

■斬新なのは「漢字だけで和風」

 JR東日本の管内では「越谷レイクタウン」(埼玉県、08年開業)や「あしかがフラワーパーク」(栃木県、18年開業)、「Jヴィレッジ」(福島県、19年開業予定)などカタカナ交じりの駅名が増えている。

 2年前にgooランキングが20~30代の男女に「関東のダサい駅名」を聞いたアンケート調査では2位が「たまプラーザ」。10位内に「流山セントラルパーク」「テレコムセンター」などのカタカナを使った駅名が入っていた。

「越谷レイクタウンなどは施設と同時に駅ができた、あるいは従来の施設名をつけた駅名なので、高輪ゲートウェイと違って違和感がありません。たまプラーザは開業した66年当時はオシャレでしたが、刀剣女子や歴女のいる現代の若者には時代遅れな印象。彼らにとっては漢字だけの和風な名前のほうが斬新なのです。おそらく高輪ゲートウェイはカタカナ付きをかっこいいと感じる50歳以上の人が選んだのでしょう。若者から『ダサい』と言われるのではないか心配です」(間貞麿氏)

 新駅はどんな形で一般に浸透するだろうか。

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