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北海道地震3カ月 避難所1カ所を除いてすべて閉鎖 「全国の支援に心から感謝」

12/6(木) 22:04配信

毎日新聞

 9月6日未明に発生した最大震度7の北海道胆振(いぶり)東部地震から3カ月となった6日、厚真町の2避難所で過ごしていた7世帯15人全員が仮設住宅に移った。この地震で道内各地に設けられた避難所は、寮が被災した高校生向けの1カ所を除いてすべて閉鎖された。

 町総合福祉センターでは4世帯8人が最後の夕食を済ませ、午後7時ごろに運営担当者にお礼を述べて施設を後にした。夫婦2人で3カ月間避難所生活をしてきた幌内地区の農業、小納谷(こなや)守さん(69)は「ほっとしたが、同じ地区の住民同士だったので名残惜しい面もある。全国の皆さんの支援に心から感謝したい」と語った。

 この地震では北海道のほぼ全域が停電するブラックアウトも発生し、全道で最大1万6649人が避難。厚真町では最大7カ所に人口の4分の1に当たる1118人が避難した。残る避難所は、鵡川(むかわ)高野球部の寮生ら36人が暮らすむかわ町の1カ所となった。

 36人が犠牲になり家屋被害も大きかった厚真町の役場前で6日正午、宮坂尚市朗町長ら町職員や警察官ら約60人が黙とうした。宮坂町長は「犠牲者の思いを受け止め、次の時代に引き継ぐのが我々の使命。必ず復旧、復興を果たす」と誓った。

 実家を襲った土砂崩れで両親と祖母を失った町職員の中村真吾さん(42)は「健康で元気でいてねといつも言われていた。寂しさがこみ上げてくるが、仕事をして元気に過ごすことで、これまでの恩に報いたい」と決意を新たにしていた。

 道危機対策課の6日午後5時現在の集計では、今回の地震による住家損壊は1万3216件に上り、全壊452件の4分の3が厚真、安平、むかわの3町に集中している。犠牲者は41人で、負傷者は750人。このうち重傷は19人だった。【福島英博、源馬のぞみ】

最終更新:12/7(金) 8:41
毎日新聞

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