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ベトナム南部の大規模沈下続く ホーチミン一部で年7.3センチ

12/6(木) 10:50配信

SankeiBiz

 ベトナム南部のメコンデルタで、大規模な地盤沈下が続いている。

 メコンデルタはベトナムの最大都市ホーチミンを核に約1800万人が住み、国内で最も重要なコメの産地で漁業の中心地でもある。

 国営ベトナム・ニューズによると、メコンデルタの近年の平均地盤沈下率は年1.1センチで、道路、鉄道、堤防、パイプライン、建物の構造的損傷など、経済的な損失を招いている。都市部や工業団地では地盤沈下率が年2.5センチとされ、深刻な状況が続く。

 ホーチミン市では年7.3センチの土地もあるという。地下水の過剰なくみ上げ、海面上昇、排水システムの不備が原因と指摘されている。

 ホーチミン市立工科大のレ・バン・ツーン准教授らは、市の行政当局が排水と洪水予防の計画を立てなかった場合、地元住民の日常生活を脅かすことになるとの報告をまとめた。さらに大学教授ら専門家は、メコンデルタの地方行政当局は地元住民への洪水被害の影響を最小限に抑えるためにビル建設などでの基盤計算を再検討すべきだと指摘している。

 天然資源・環境省は、水の過剰なくみ上げを抑制するため、規制を強化するとともに、地下水を利用する施設の新たな建設を許可しない方針を固めた。(シンガポール支局)

最終更新:12/6(木) 10:50
SankeiBiz

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