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「検視官」主人公に紙芝居 伊達の菅野さん夫妻

12/6(木) 13:31配信

福島民報

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後、津波被災地で活動する検視官を主人公に描いた紙芝居「ふくしま検視官物語」が完成した。伊達市の農家・菅野米生さん(72)、幸枝さん(68)夫妻が「被災者や津波の犠牲者のために尽力した警察官の苦労を語り継ぎたい」との思いで企画し、広島県の紙芝居作家いくまさ鉄平さんが制作した。慎重な確認と遺族の悲しみの間で苦悩する検視官、警察官の姿などを描いている。七日、いわき市のいわき海星高で紹介する。
 菅野さん夫妻は伊達市で農家を営んでいる。二〇一二(平成二十四)年の「浪江まち物語つたえ隊」の設立に携わり、被災地のさまざまな物語を紙芝居にして、小学校や仮設住宅などで紙芝居の読み聞かせをしている。津波の避難誘導に当たり犠牲となった警察官の話などをラジオで聴き、警察官を題材にした紙芝居を作りたいと考えた。
 震災と原発事故の際の警察官の手記をつづった書籍「ふくしまに生きる ふくしまを守る~警察官と家族の手記」に登場する検視官、警察官を題材にし、交流のある、いくまささんに制作を依頼した。
 米生さんは「これからも紙芝居を通して、多くの人の心の復興に寄与していきたい」と震災の風化防止への思いを語った。

福島民報社

最終更新:12/6(木) 13:31
福島民報

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