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検定受けて柳津大使に 町と観光協会2月に制度導入

12/6(木) 13:33配信

福島民報

 福島県柳津町でご当地検定とマチ歩きを組み合わせたユニークな取り組みが始まる。町と柳津観光協会は来年二月から町内の名所や歴史にちなんだ「会津やないづ歴史検定一級」を通年で実施。三十問全て正解した合格者を「会津やないづ観光大使」に任命し、会員制交流サイト(SNS)や口コミで町の魅力を県内外に発信してもらう。検定問題は来町者が街中を周遊しながらヒントを得る形式とし、観光振興と地域経済の活性化に結び付ける。

■1級合格者を任命
 五日までに、事業主体となる委員会が発足した。井関庄一町長が委員長を務め、町の観光、物産、商工、文化団体の長や有識者らで組織している。来年二月三日に町内で催す「会津やないづ冬まつり」で検定問題を発表し、受け付けを始める。
 検定は地域の名所や観光、歴史、伝説、方言などに関する問題を四択と記述式で出題する予定。受検希望者は、町役場や柳津観光協会、道の駅会津柳津などで問題冊子を手に入れる。町内を巡りながら問題を解き、回答用紙に記入して事務局の柳津観光協会に持参するか郵送する。
 全問正解すると井関町長が観光大使に委嘱し、認定証と合格証書、観光大使の名刺、赤べこのオリジナルグッズを贈る。不正解があった人にはヒントが届けられ、再び問題に挑戦できる。
 観光大使には柳津町の魅力をインターネットや口コミで広めてもらう。委員会は、観光大使が町内で買い物する際の割引など、特典を受けられよう検討している。
 柳津町は奥会津の玄関口に位置し、四季を通して国内外から多くの観光客が訪れる。福満虚空蔵尊円蔵寺や、町内で晩年を過ごした世界的版画家・斎藤清さんの美術館など名所は多いが、自家用車で目的地だけ訪れる観光客も多い。いかに町中心部に誘導し、買い物や飲食、宿泊を楽しんでもらうかが地域振興の鍵となっている。JR只見線は二〇二一年度の全線復旧が予定されており、町の魅力を高めながら利用客をいかに取り込むかも課題だ。
 柳津観光協会の担当者は「楽しみながら町の魅力を見つけ、情報発信に一役買っていただきたい」と話している。
 県観光交流課によると、市町村が有名人らを観光大使に委嘱する例は多いが、ご当地検定に正解した一般人を任命するのは珍しいという。

■映画のロケ地スマホで案内 町がサービス
 柳津町は二〇一五(平成二十七)年、全国公開された映画「ジヌよさらば~かむろば村へ~」のロケ地をスマートフォンを使って巡る案内サービスを実施した。六次化商品や地元産米が抽選で当たるスタンプラリーも展開した。

福島民報社

最終更新:12/6(木) 13:33
福島民報

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