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右も左も「フェイクニュース」 知っておくと便利な6つの分類

12/6(木) 11:01配信

BuzzFeed Japan

「フェイクニュースは複雑だ」

フェイクやヘイトを拡散させないために、何が求められるのか。まず必要なのは「フェイクニュースとは何か」という定義ではないだろうか。

トランプ大統領は、自分に批判的なメディアに「フェイクニュース」とレッテルを貼る。筆者が所属するBuzzFeedもそう呼ばれたことがある。自分と意見が合わないニュースをフェイクと決めつけ、端から信用しない。これでは対立を煽り立てるだけだ。フェイクがヘイトを生み出す構図と変わらない。

フェイクニュース対策に取り組む「ファーストドラフト」の戦略リサーチディレクター、クレア・ウォードル氏は「Fake News. It’s Complicated. (フェイクニュースは複雑だ)」と題した記事で、こう指摘している。

<フェイクニュースという用語が役立たずだということは、すでに皆が同意している。しかし、他に代用する言葉がなければ、嫌な気持ちになりながらも、「いわゆる」という括弧つきでフェイクニュースという用語を使わざるをえない。代わりとなる言葉を見つけるのが難しいのはなぜか。それは、フェイクニュースが単にニュースに限らず、情報の生態系全体にかかわるものだからだ。(引用者訳)>

フェイクニュースという用語の問題は、レッテル貼りで対立を煽り立てるというだけではない。「ニュース」という言葉だ。ウォードル氏が指摘するように、フェイクニュースは単に「ニュース」の問題ではない。

フェイクはしばしば、ニュースでもなんでもないネット上の匿名の書き込みから始まる。ネットだけの話でもない。時にはそれが、新聞のような主要メディアに取り上げられることで拡散されることもあるし、逆に新聞記事の誤読がデマを誘発することもある。冗談や作り話で読者を楽しませるパロディ記事を、本物のニュースと間違えて誰かがツイートすることで「デマ」として広がる例もある。

悪意から始まるだけでなく、単に知識がなく、善意で拡散してしまうデマも存在する。すべてのフェイクニュースがヘイトから生まれたり、拡散したりするわけではないことには注意が必要だ。そうでなければ、自分自身が善意から、フェイクとヘイトを拡散しかねない。

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最終更新:12/6(木) 11:01
BuzzFeed Japan

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