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V2めざすドラゴンズ新応援歌に高校生ファンが託した夢

2018/12/6(木) 10:10配信

CBCテレビ

20年ぶりのペナントレース優勝から年が明け、中日ドラゴンズが球団史上初の連覇(合い言葉のように「V2」と呼んでいた)をめざす1975年(昭和50年)、私は高校生活をスタートした。
名古屋市東区にある愛知県立明和高等学校に入学したのだが、入学式の日がドラゴンズの開幕戦とあって、感慨もひとしおだった。しかし、その開幕戦は阪神タイガースに破れ、幸先のいいスタートとはいかなかった。
私は中学1年の時から毎日日記を書き始めており、いよいよ高校に入ると、日記帳のスペースにその日のドラゴンズの成績と寸評を書き込むようになっていた。20年ぶりの優勝は、いよいよ“ドラゴンズと歩む”という気合いとなって、16歳の私に訪れていた。

ドラゴンズ応援歌の募集

そんな4月、中日スポーツとCBC(中部日本放送)のラジオが組んで、連覇をめざすドラゴンズのために、『燃えよドラゴンズ!』に続く新しい応援歌を作ることになった。球団OBでタレントの板東英二さんが月曜日にパーソナリティをしていたCBCラジオ『ばつぐんジョッキー』の企画であり、タイトルは『ガッツだ!!ドラゴンズ』と決まっていた。メロディもCBC社員によってすでに作曲されていて、曲に合わせた歌詞を一般から募集するというものだった。
井上陽水とか小椋佳とか、当時人気のシンガーソングライターの影響で、私は折々に詩を書き綴っていた。ドラゴンズファンとして、これを見過ごすわけにはいかない。一種の使命感に燃えて、詞を書き上げて、CBCラジオに応募した。
それが次の歌詞である。

落選『ガッツだ!!ドラゴンズ』の歌詞

風にペナントなびいてる 
中日球場 輝いて
打ちまくる投げまくる 
昇竜ドラゴンズ
僕もわたしも心はひとつ
ガッツでぶつかれドラゴンズ
ガッツでぶつかれドラゴンズ
行け行けわれらのドラゴンズ 
苦しいときも 嬉しいときも
打て、みんなのドラゴンズ 僕らのドラゴンズ

勝利の女神がほほえんで
きょうも逆転 お家芸
ガッツプレイ ファインプレイ
ファイトだドラゴンズ
みんなの願い 優勝に
ガッツでぶつかれドラゴンズ
ガッツでぶつかれドラゴンズ
行け行けわれらのドラゴンズ
血と汗流し 勝ち得た勝利
勝て、みんなのドラゴンズ 僕らのドラゴンズ
 
それなりに曲には合っているものの、今あらためて思うと語彙が不足しているのか、同じ言葉のリフレイン、何とも幼い歌詞だと思う。しかし、高校生なりにV2を願う強い思いみたいなものは感じられるのではないだろうか。
応募作品の中から当選した歌は板東さんがレコーディングして、毎週月曜日の『ばつぐんジョッキー』でくり返し紹介された。2番の歌詞からは次々と選手の名前が登場する。しかし、前年の『燃えよドラゴンズ!』の印象が強烈すぎたのか、大ヒットとはいかなかった。   
それでもこの歌は、2014年(平成26年)シーズンまでナゴヤドームでも応援歌としてトランペットによって演奏されていたので、ご存知の方も多いだろう。ドームでこのメロディを聴く度に、私は高校1年生のことをなつかしく思い出していた。

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最終更新:2018/12/6(木) 10:13
CBCテレビ

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