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日本は3歳、中国は6歳 卓球はいつ始める?

12/6(木) 14:08配信

時事通信

水谷、伊藤が育った地で

 2018年11月29日~12月2日、静岡県磐田市で卓球のU-7特別強化合宿が行われた。参加したのは小学校1年生以下の有望選手男女各10人。全国レベルでこの年齢層の強化練習に取り組むのは「たぶん世界で初めてではないか」と、日本卓球協会の宮崎義仁強化本部長はいう。競技間の「子ども争奪戦」も激しくなる中、日本卓球界が世界王座奪還の核としてきた早期教育は、新たな段階に入った。

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 練習会場になったのは水谷隼(木下グループ)、伊藤美誠(スターツ)が育った磐田卓球場。前夜、市内のホテルに集合して説明などを聞いた選手たちは、30日から本格的な合宿に入った。

 同日午前中はまずオリジナルの卓球ダンスで体を温めた。EXILEのTETSUYAさんがプロデュースしたというダンスは、卓球の足の動きやスイングを取り入れながら、楽しくウオームアップをしてもらおうと考案された。「小さい子は準備運動をせずにラケットを握り、10代になって肩などの痛みを訴えることもある。今のうちからアップの習慣を身に付けるように」と宮崎本部長。中国には、全土統一のウオームアップ体操があるという。

 卓球練習では、メトロノームを1分間185回のピッチで鳴らしながら、コーチとラリーをした。ミスせず続けることより、メトロノームに近いピッチで打とうとすることに重点を置き、伊藤や張本智和(エリートアカデミー)並みの高速ラリーを体感させた。

 次に高速回転の打球を止める練習。マシンから毎秒150回転といわれる世界トップクラス並みの回転数のボールを送り、ストップで返させた。一流選手の球威を実感し、スピードと回転を殺すボールタッチの感覚をつかんでもらうためだが、ラケットを振ってしまう選手が多い中、柔らかく止めてみせる選手もいて、指導者たちから「ほお~」と声が上がった。

 午後からはリーグ戦形式のゲーム練習。3日間で全員1回総当りの3ゲームマッチを行い、1位になった選手は18年度のホープス(小学校6年以下)ナショナルチーム合宿に参加でき、19年度の同チーム選手となれる目標も与えた。

 参加者は2、3歳で始めた選手が多く、女子の松島美空(5)=田阪卓研=は「スマッシュの練習が楽しかった。将来は金メダルを取りたい」、男子の柴田優星(7)=STライトニング=は「普段のクラブの練習は年上(の選手)がいっぱいおるけど、きょうは同じ(年代)だから緊張しなかった。目標は張本選手」と話した。

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最終更新:12/6(木) 21:02
時事通信

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