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タイの空港ではたらく「検疫探知犬」 水際で魚の持込みを阻止

2018/12/6(木) 13:30配信

MBSニュース

日本食のブームが起きていて、寿司店が1年で倍近くにも増えているというタイ。しかし、タイでは魚を含めた水産物を事前申請なしに持ち込むことが禁じられています。そのことを知らずに海外から魚を持ち帰る人が後を絶たないということで、空港では持ち込みを水際で防ぐ対策が行われています。その現場を取材しました。

大忙しの「検疫探知犬」

「タイの首都バンコクの空の玄関口、スワンナプーム国際空港です。こちらではきょうも検疫探知犬が一生懸命仕事をしています」(辻憲太郎解説委員)

国際線と国内線合わせて1日に約16万人が利用するタイ・バンコクの「スワンナプーム国際空港」。多くのスーツケースが流れてくる手荷物受取所で日々活躍しているのが「検疫探知犬」です。

荷物を一つ一つ嗅いでいったり、ターンテーブルの上に乗ってひたすら走り回ったり。大忙しの彼らがウワサの「さかな犬」なのでしょうか。

「いえ、違います。一般的な検疫探知犬で、牛肉や豚肉、鶏肉を見つけることがほとんどです。ただ、たまに魚を発見してくれることがあるんです」(農業・協同組合省畜産振興局 ナッタカーン・クルパンさん)

「スワンナプーム国際空港に、さかな犬がいるというウワサは真実ではありませんでした。たまに魚を発見することもあるということなんですね」(辻解説委員)

タイでは「動物や肉、水産物」も検疫対象

タイ政府は6年前から検疫探知犬を導入。現在は10頭いて、そのすべてが嗅覚の鋭いビーグル犬のオスです。この日はドラーくん(オス・5歳)の訓練を見せていただきました。

箱の中に持ち込み禁止品の「生の肉」を他の箱には持ち込んでもよい「インスタントラーメン」などを入れて、嗅ぎ分けられるかどうかのトレーニング。「伏せ」の姿勢が「持ち込み禁止品発見」の合図です。

「ドラー!よしよし、よくできました!」(トレーナー)

見事発見!ドラーくんにごほうびのスペシャルフードをプレゼント。週に3回程度こうした訓練を行っているといいますが、その背景にはタイの厳しい検疫制度があります。

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最終更新:2018/12/6(木) 13:30
MBSニュース

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